「能登半島地震復興応援プロジェクト|甦れ能登 能登が育んだ作家たち」石川県立美術館

「能登半島地震復興応援プロジェクト|甦れ能登 能登が育んだ作家たち」石川県立美術館

名称:「能登半島地震復興応援プロジェクト|甦れ能登 能登が育んだ作家たち」石川県立美術館
会期:2024年6月1日(土)〜6月23日(日) 
会場:石川県立美術館 第7展示室、第8展示室、第9展示室
観覧料金:一般1,000円
休館日:会期中無休
主催:石川県立美術館
特別協力:北國新聞社
後援:NHK金沢放送局、MRO北陸放送、石川テレビ放送、テレビ金沢、HAB北陸朝日放送
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館

「能登はやさしや土までも」、当地で古くから言い伝えられてきた言葉である。能登に生きる人たちの優しさ、慎ましやかさ、底にある芯の強さ、そうした人たちを育んだ能登の風土を表した言葉だ。
本年元日この地を襲った大震災により、能登ののどかで穏やかな日常は一変した。多くの人たちが茫然自失とし、立ち尽くす日々。そんななかでも、救援に入った人たちに「きのどくな。(ありがとうございます、恐縮です)」と深々と頭を下げ、困ったことはないかと尋ねられると「なーん、特に困ったことない、こうしてあぶののうて、ぬくいところにおいてもろて(危なくなくて暖かいところにおいてもらえて)、ありがたいこっちゃ。」と答え、そして、帰り際には「あんたら、これ、ちょっこし、持ってかっしま。(ちょっとでも持って行ってください)」と気遣う。被災した身でありながら、声高に何かを求めることのない慎ましやかさ、そして他者への感謝と思いやるこころ。こうした柔らかな温かさ、これが能登の人であり、その生き方は我々がどこかで忘れてきたこの国の宝物のようである。
本展は、能登に生まれ今もこの地で活躍している作家、生地を離れ新しい土地で制作に励む作家、能登に思いを寄せ、題材として表現する作家の作品を紹介する。どれもが能登が育み、能登に魅せられた作品だ。本展は、当館所蔵の作品のみならず、金沢市以南の市町の美術館、博物館にもお声がけしたほか、県内の作家活動を支援し、数多の優品を所蔵しておられる北國新聞社の協力も得て、石川県をあげて能登を応援しようという思いで企画された。
本展の趣旨に鑑み、この展覧会の観覧料は全額、能登の美術文化の再興のために活用される。

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