伊藤順代 + 日比野紗那 「版画展」伊勢現代美術館

銅版は手強い相手で、決して優し伊藤順代 + 日比野紗那 「版画展」伊勢現代美術館く寄り添ってなんてくれない。 幼い頃に抱いたような心許ない気持ちになって、手を差し伸べてくれる人を探して周りを見渡したい思いにかられるが、自分がやるしかないのだ。 自分を成長させてくれるものは、大抵は少しつらいものだからと言いきかせて銅版に向かいます。 生きているなかで感じる息苦しさ、悲しさ、痛み、違和感と制作を通して親密になり、自分にとって生きやすい価値観と生きる強さに転換できるのではないかという希望を持っています。 銅版をプレス機にとおすと反転して紙面に現れるように、マイナスの事柄が軽やかにプラスの思考に転じることを願って。 伊藤順代 2009年からボールペン画の制作を始め、2019年に銅版画に出会いました。 制作当初から心象風景やその時々に好むモチーフを自分なりの解釈で再構築し、表現してきました。 近年においては、何者にもなれない今の自身の立ち位置を受け入れ、 まだ辿り着けない孤高で強かな存在への執着や憧れを作品にしています。 静かな空間の中に流れる熱量を、作品を通して感じていただけたら幸いです。 日比野 紗那

名称:伊藤順代 + 日比野紗那 「版画展」伊勢現代美術館
会期:2024年6月1日(土)〜2024年7月28日(日)
会場:伊勢現代美術館
開館時間:10:00 〜 16:30
休館日:火曜日、水曜日
   火曜日・水曜日が祝日の場合は開館
   6月27日は休館
入場料:一般 700円、大学生・高校生・中学生 500円、小学生以下 無料
住所:〒516-0101三重県度会郡南伊勢町五ヶ所浦湾場102-8
TEL:0599-66-1138
URL:伊勢現代美術館

銅版は手強い相手で、決して優しく寄り添ってなんてくれない。
幼い頃に抱いたような心許ない気持ちになって、手を差し伸べてくれる人を探して周りを見渡したい思いにかられるが、自分がやるしかないのだ。
自分を成長させてくれるものは、大抵は少しつらいものだからと言いきかせて銅版に向かいます。
生きているなかで感じる息苦しさ、悲しさ、痛み、違和感と制作を通して親密になり、自分にとって生きやすい価値観と生きる強さに転換できるのではないかという希望を持っています。
銅版をプレス機にとおすと反転して紙面に現れるように、マイナスの事柄が軽やかにプラスの思考に転じることを願って。
伊藤順代

2009年からボールペン画の制作を始め、2019年に銅版画に出会いました。
制作当初から心象風景やその時々に好むモチーフを自分なりの解釈で再構築し、表現してきました。
近年においては、何者にもなれない今の自身の立ち位置を受け入れ、
まだ辿り着けない孤高で強かな存在への執着や憧れを作品にしています。
静かな空間の中に流れる熱量を、作品を通して感じていただけたら幸いです。
日比野 紗那

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