奥田誠一 「Surface」いりや画廊

奥田誠一 「Surface」いりや画廊

名称:奥田誠一 「Surface」いりや画廊
会期:2024年6月10日(月)〜2024年6月22日(土)
会場:いりや画廊
開館時間:11:30 〜 19:30
   最終日は16:00まで
   土曜日は17:30まで
休館日:日曜日
入場料:無料
住所:〒110-0014 東京都台東区北上野2-30-2
TEL:03-6802-8122
URL:いりや画廊

奥田誠一 「Surface」いりや画廊
奥田誠一 「Surface」いりや画廊

奥田誠一はアースワーク・平面・立体・インスタレーションといった様々な表現形態で、光・大気・大地・事物や命の「存在の揺らぎ」の考察を続けています。
今回の展示は、和紙を素材に自身が創出した「焼成・幾重」の技法による立体造形のインスタレーション展示です。「虚と実」・「内と外」・「静寂と情動」の関係性から、「存在の揺らぎ」を考察します。
展示のテーマは「surface」で「表層・浮かび上がる・あらわれる」の意味になります。
画廊のホワイトキューブを「可能世界(現実とは異なる時空間に無数の「ありうる世界」が実在している)」とします。
燃え残った和紙の重なりを表層としたヒトガタの群体と切株が、様々にホワイトキューブ内に浮かび上がります。焼けこげ穴だらけで、皮一枚のヒトガタは、一見儚げではあるものの、強い存在感を発します。表層には、焼失によりできた形や焦げ跡が重なり、唯一無二の模様があらわれます。静寂と情動の移り変わり、或いは次々とオーバーライト(上書き)されるデータの渦にも見えます。ヒトガタと樹木の内部は、虚(ウロ)となっています。ウロと外の空間は、穴により繋がります。内界と外界が繋がり、ともに虚空(コクウ)となります。何もない空間が、すべての存在に繋がります。「虚と実」・「内と外」・「静寂と情動」の関係は、表裏一体なのかもしれません。

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