特別陳列「日本の伝統文化を知る 江戸時代のきもの」奈良県立美術館

《黒麻地几帳に桐文様帷子》江戸時代・17世紀末~18世紀初 奈良県立美術館蔵 前期展示

名称:特別陳列「日本の伝統文化を知る 江戸時代のきもの」奈良県立美術館
会期:2024年7月13日(土)~2024年8月25日(日)
   ※一部作品の展示替えがあります
   前期 7月13日(土)~8月4日(日)
   後期 8月6日(火)~8月25日(日)
会場:奈良県立美術館
時間:9:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、7日16日(火)、8月13日(火)
   ※ただし7月15日、8月12日は開館
観覧料:一般 600円(400円)
   大・高生 400円(200円)
   中・小生 200円(100円)
   ※( )内は20名以上の団体料金
   ※障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳(アプリを含む)をお持ちの方と介助の方1人は無料
住所:〒630-8213奈良県奈良市登大路町10-6
TEL:0742-23-3968
URL:奈良県立美術館

《納戸紗綾地杜若秋草松文様振袖》江戸時代・18世紀 奈良県立美術館蔵 通期展示
《納戸紗綾地杜若秋草松文様振袖》江戸時代・18世紀 奈良県立美術館蔵 通期展示

日本伝統の装い、きもの―今もなお見る人を魅了する美と技の世界
日本の民族衣装として認知され、礼服や晴れ着として着用されている「きもの」。きものは古くは「小袖」と呼ばれ、室町時代ごろに表着として定着して以来、日本における一般的な衣服として着られてきました。明治時代になって本格的に洋服が導入され、またそれが時代と共に普及しても、きものは日本の文化を象徴する衣装であり続けてきました。現在でも七五三や成人式といった節目では多くの人がきものを着ますし、夏祭りの夜にはゆかた姿で出かける人をしばしば見かけます。着る機会こそ少なくなりましたが、ある種の憧れと親しみを感じさせる、魅力的な衣服だと言ってよいでしょう。
そのような「きもの」ですが、分かっているようで説明できないことも多いのではないでしょうか。きものの前身である小袖はいつから存在し、どのような経緯で主要な衣服になったのか。形の上ではほとんど同じに見える「打掛(うちかけ)」「帷子(かたびら)」「単衣(ひとえ)」などは、どんな違いがあって呼び分けられるのか―このような疑問をたどっていくと、日本の服装の歴史や、きものに関わる素材や技術の多様さを知ることができます。
本展では、奈良県立美術館所蔵の吉川観方(よしかわかんぽう)コレクションから江戸時代の女性のきものを中心に展示し、日本の伝統文化の一つである「きもの」の変遷を振り返ります。当時の技術と意匠によって生み出された豊かな服飾文化をお楽しみください。

《萌葱絽地薬玉文様単衣》江戸時代・19世紀 奈良県立美術館蔵 通期展示
《萌葱絽地薬玉文様単衣》江戸時代・19世紀 奈良県立美術館蔵 通期展示
《鼠絽地富士雲龍夕立文様単衣》江戸時代・19世紀 奈良県立美術館蔵 通期展示
《鼠絽地富士雲龍夕立文様単衣》江戸時代・19世紀 奈良県立美術館蔵 通期展示
《紅絹縮地海浜春景文様単衣》明治時代・19世紀 奈良県立美術館蔵 前期展示
《紅絹縮地海浜春景文様単衣》明治時代・19世紀 奈良県立美術館蔵 前期展示
《黒麻地几帳に桐文様帷子》江戸時代・17世紀末~18世紀初 奈良県立美術館蔵 前期展示
《黒麻地几帳に桐文様帷子》江戸時代・17世紀末~18世紀初 奈良県立美術館蔵 前期展示

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