名称:開館30周年記念 特別展「THE新版画 版元・渡邉庄三郎の挑戦」秋田県立近代美術館
会期:2024年7月20日(土)~2024年9月23日(月・振)
会場:秋田県立近代美術館
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:会期中無休
観覧料:一般 1,200円(1,000円)
高・大学生 800円
中学生以下 無料
※高・大学生は要学生証提示
※ ( )内は前売り・20名以上の団体の料金
※障害者手帳またはミライロID提示の方は半額(介添1名半額)
※リピーター割:本展の半券提示で100円引き
※AABアプリ割:AABアプリのクーポン画面提示で100円引き
(各割引の併用は不可)
住所:〒013-0064秋田県横手市赤坂字富ケ沢62-46
TEL:0182-33-8855
URL:秋田県立近代美術館
渡邊庄三郎(1885-1962)は17歳で浮世絵商・小林文七の輸出の出店(横浜店)に勤め、そこで出会った浮世絵の、とりわけバレンで摺る木版画特有の美しさに魅了されると、明治以降、西洋の写真や印刷技術導入の影響で衰退の一途をたどっていた浮世絵木版画(錦絵)の復興と新しい木版画制作を志しました。
その後独立し、明治42年(1909)に東京・京橋に渡邊版画店(現在の渡邊木版美術画舗)を構え、浮世絵研究と販売を行うかたわら、大正4年(1915)から、来日した外国人画家の作品の版画化を試み、鏑木清方門下生を中心とした新進気鋭の画家たちとともに、高い芸術性を意識した新しい木版画の制作に取り組みます。江戸時代に確立された絵師、彫師、摺師の協業体制を踏襲し、高品質な材料を用い、それまでにない複雑かつ華麗な彩色に「ざら摺り」など手摺りならではの技法を駆使するなど、庄三郎の創意工夫と優れた審美眼に支えられた「新版画」を世に送り、昭和の初めに国内外で巻き起こる“新版画ブーム”の火付け役となりました。
本展覧会では、新版画のルーツであり、新版画制作の精神を今もなお受け継ぐ渡邊木版美術画舗の全面的な協力のもと、残存数が少ない貴重な初摺の渡邊版をとおして、渡邊庄三郎の挑戦の軌跡をたどりながらモダンな精神に彩られた瑞々しい表現の魅力を紹介します。また、秋田会場の特別出品として、川瀬巴水の《旅みやげ第三集》より、秋田の風景を描いた5点を展示します。あわせてお楽しみください。
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