「コレクション展2024-夏 特集:旅する美術」和歌山県立近代美術館

川端龍子《芭蕉翁》1923年 当館蔵

名称:「コレクション展2024-夏 特集:旅する美術」和歌山県立近代美術館
会期:2024年7月2日(火)〜9月23日(月)
会場:和歌山県立近代美術館
開館時間:9時30分〜17時(入場は16時30分まで)
料金:一般 350(270)円、大学生 240(180)円  ( )内は 20 名以上の団体料金
   *高校生以下、65歳以上、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料
   *毎月第1日曜日(7月7日、8月4日、9月1日)は無料入館日
   *毎月第4土曜日(7月27日、8月24日)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料
休館日:月曜日(祝休日の7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館) 、7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)
住所:〒640-8137 和歌山県和歌山市吹上1-4-14
TEL. 073-436-8690
URL:和歌山県立近代美術館

古賀春江《海水浴》1922年 当館蔵
古賀春江《海水浴》1922年 当館蔵

当館は、1963年に和歌山城内で開館した和歌山県立美術館を前身として、1970年11月に、国公立としては日本で5番目の近代美術館として和歌山県民文化会館の1階に開館しました。1994年には黒川紀章の設計による現在の建物へ移転し、展示・保存環境を拡充させたミュージアムとしての活動を続けています。
コレクション展では、開館以来の活動を通じて築いてきた1万点を超えるコレクションから作品を選び、およそ季節ごとに展示替えを行いながら、和歌山ゆかりの作家を軸とした近現代美術の流れを中心に特集コーナーも設け、コレクションの特色と多様な美術表現をご覧いただいています。
今期の展示では、特集に「旅する美術」というテーマを設けました。観光、仕事、勉強など、私たちが旅に出る理由はさまざまですが、美術家も予期せぬ出会いや新鮮な体験などから作品を生み出す着想を得るため、数多くの旅に出てきました。また旅することを表現要素として取り込んだ作品も生まれています。
ふりかえってみれば、2020年からおよそ3年間、私たちは新型コロナウイルス感染症の感染拡大にともなって、旅に出られない、あるいは出るのが難しい日々を過ごしました。移動に関するさまざまな制限が解除されたのは、わずか1年と少し前のことです。旅のない日々を過ごしたいまだからこそ、改めてその意味を考える手がかりとして、旅と美術表現の関わりをご覧いただきたいと思います。

萬鉄五郎《風景》1922年頃 個人蔵
萬鉄五郎《風景》1922年頃 個人蔵
川口軌外《夏の海》1940年 当館蔵
川口軌外《夏の海》1940年 当館蔵
石垣栄太郎《拳闘》1925年 当館蔵
石垣栄太郎《拳闘》1925年 当館蔵
川端龍子《芭蕉翁》1923年 当館蔵
川端龍子《芭蕉翁》1923年 当館蔵

特集:旅する美術

吹田草牧《紀南夏景》1935年 当館蔵
吹田草牧《紀南夏景》1935年 当館蔵
前田藤四郎《白浜(和歌山県)》『新日本百景』より 1940年 当館蔵
前田藤四郎《白浜(和歌山県)》『新日本百景』より 1940年 当館蔵
高井貞二《松花江の船出》1941年 当館蔵
高井貞二《松花江の船出》1941年 当館蔵
原勝四郎《白浜風景》1948年 当館蔵
原勝四郎《白浜風景》1948年 当館蔵
稗田一穗《渺々熊野》1999年 当館蔵
稗田一穗《渺々熊野》1999年 当館蔵

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