名称:三沢厚彦 「ANIMALS IN NIIHAMA」新居浜市美術館
会期:2024年7月20日(土)〜2024年9月23日(月)
会場:新居浜市美術館
開館時間:9:30 〜 17:00
休館日:月曜日
8月5日・12日、9月2日・16日・23日は開館
8月6日・13日、9月3日・17日は休館
入場料:一般 1000円、65歳以上 800円、大学生以下 無料
住所:〒792-0812 愛媛県新居浜市坂井町2-8-1 あかがねミュージアム2F
TEL:0897-65-3580
URL:新居浜市美術館
日本を代表する現代彫刻家、三沢厚彦の展覧会を開催します。
三沢は1961年、京都府に生まれ、東京藝術大学美術学部彫刻科を卒業後、同大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻を修了しています。
2000年からは、樟(くすのき)の丸太から様々な等身大の動物を彫り出し、油絵具で彩色を施した「ANIMALS(アニマルズ)」の制作に取り組みます。グリズリーやツキノワグマ、スピリットベアなど表情の異なる数種類のクマシリーズやライオン、シロサイ、ワニ、カモシカといった大型動物、猫や犬、ウサギ、鳥などの身近な小動物、セミやカエルなど昆虫や両生類等とその作品は多岐に渡っています。
たとえば、我々が「クマ」という言葉から連想するイメージは、物語の登場人物のようにかわいらしいものであったり、あるいは野生に生きる獰猛で恐ろしいものであったりと、様々です。三沢は動物を写実的に彫るのではなく、そうした多様な概念の境界線上に在るような形を探ることで、動物の象徴的な姿を形成してきます。そうして完成した三沢のアニマルズは圧倒的な存在感を放っており、鑑賞者の目を惹きつけてやまないでしょう。
また近年の三沢は、ギリシャ神話に登場する怪物キメラや中国の伝説上の聖獣麒麟(きりん)、といった空想上の生き物をモチーフとし、複数の動物を共存させた生き物の制作に取り組んでいます。本展では、キメラなど最新作を含むアニマルズの木彫約35点を中心に、ブロンズ、セラミック、絵画作品合わせて約100点と制作過程のわかるスケッチなどの資料、そして作家のアトリエを再現することにより、アニマルズを代表とする三沢芸術の神髄に迫ります。
ぜひ新居浜市美術館に集合するアニマルズ達に会いにきてください。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。