原武典展「壁の中の太陽」東京ガーデンテラス紀尾井町

原武典展「壁の中の太陽」東京ガーデンテラス紀尾井町

名称:原武典展「壁の中の太陽」東京ガーデンテラス紀尾井町
会期:2024年6月13日(木)〜8月12日
会場:いりや画廊
開館時間:11:00~20:00 入場無料​
   最終日17時まで
休館日:会期中無休
入場料:無料
主催:株式会社西武リアルティソリューションズ
総合企画:いりや画廊
住所:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町1-3
TEL:03-3288-5500
URL:東京ガーデンテラス紀尾井町

福岡県嘉穂郡上穂波村(現飯塚市)出身の原武典氏は、1962年東京藝術大学彫刻専攻科修了後、非常勤講師として藝大、武蔵美、女子美などの美術大学をはじめ、地方大学の芸術学部や美術系予備校の指導にあたりました。自身を「溶接工」と呼ぶ昭和を生きた金属彫刻家です。代表作「壁の中の太陽」「水の中の太陽」(彫刻)の数々の作品は緻密で巧みな溶接技術を基とし、凛としながら繊細で美しいものばかりです。1960年代、独自の作品スタイルやクオリティーの高さから数多くのメデイアに取り上げられ多くの賞賛を受け、数多くの展示会にて作品発表がなされました。しかし、原氏は当時の美術界の流行や評価に左右されたくないとの思いから、作品販売を行わないという意思で生涯制作を続けます。制作の傍ら、原氏は日本各地の美術系学校での指導を行います。指導した生徒の中には現在の日本の彫刻界で活躍する数多くの彫刻家がいます。2002年に発病。その後、さまざまな病により、15年もの間入退院を繰り返します。素描「砂の中の太陽」は、金属を使って制作ができなくなった原が体調の良い時に一枚、更に体調の良い時には2枚と毎日自宅や入院先で書き続けた日記のような素描です。今展は立体・素描作品の他に、遺品や写真、2024年4月に新たにアトリエにて撮影した作品写真の数々も展示いたします。

いりや画廊 学芸員 園浦眞佐子
原武典氏略歴
1962年東京藝術大学彫刻専攻科修了後、非常勤講師として東京藝術大学、武蔵野美術大学、女子美術大学などの美術大学、地方大学の芸術学部や美術系予備校等、全国各地の美術学校等にて指導を行い、現在の日本で活躍する数多くの作家を育て、また多くの作品を発表し日本の金属彫刻に多くの功績を残しました。2017年84歳と2ヶ月の生涯を閉じる。

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