「コレクション展 没後20年 杉本健𠮷展」刈谷市美術館

杉本健𠮷《牡丹》2000年

名称:「コレクション展 没後20年 杉本健𠮷展」刈谷市美術館
会期:2024年7月26日(金)〜2024年9月1日(日)
会場:刈谷市美術館
開館時間:9:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   8月13日は休館
入場料:無料
住所:〒448-0852 愛知県刈谷市住吉町4丁目5番地
TEL:0566-23-1636
URL:刈谷市美術館

軽妙洒脱な作風で人々から愛されてきた洋画家・杉本健𠮷の没後20年にあたることから、その画業を振り返る特集展示をおこないます。
1905(明治38)年に名古屋市に生まれた杉本は、愛知県立工業学校図案科を卒業後、織物や観光ポスターのデザインといった図案業を営みながら絵画制作に励みました。1925(大正14)年、20歳の頃には岸田劉生に師事し、翌年には春陽会展に初入選。その後は国画会展や個展を中心に発表を続けます。1940年頃から古都・奈良に通い始めると、当地の人々と交流しながら寺院や風景などを描き、洋画や日本画といったジャンルにとらわれない自由闊達な創作活動を展開しました。また、1950(昭和25)年からは、吉川英治の長期連載小説「新・平家物語」(『週刊朝日』1950-57年)の挿絵を担当し、ストーリーを盛り上げる躍動感あふれる表現により、高く評価され挿絵画家としても活躍しました。
本展では、奈良や名古屋の風景画をはじめ、身近な草花などを描いた作品、各地を旅して重ねたスケッチ、ライフワークとして何作も描き続けた「新・平家物語」の世界など、当館コレクション約30点を紹介し、その味わい深い作品世界を振り返ります。どうぞごゆっくりとお楽しみください。

杉本健𠮷《牡丹》2000年
杉本健𠮷《牡丹》2000年

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