「長坂有希 : Living with Otherness」モエレ沼公園

「長坂有希 : Living with Otherness」モエレ沼公園

名称:「長坂有希 : Living with Otherness」モエレ沼公園
会場: 2024年7月20日[土曜日]-8月25日[日曜日]
休館日:8月5日[月曜日]
開催時間:9:00-17:00
会場:ガラスのピラミッド2F スペース2
料金:無料
主催:公益財団法人札幌市公園緑化協会
助成:公益財団法人 ハーモニック伊藤財団、公益財団法人 全国税理士共栄会文化財団、公益財団法人 野村財団、公益財団法人 朝日新聞文化財団
後援:札幌市 札幌市教育委員会
協力:阿部剛史、江別市セラミックアートセンター、オーシャンデイズ、笠原浩、小町谷圭、さっぽろ天神山アートスタジオ、CAI03、周活/shukatsu、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター(苫小牧研究林、厚岸臨海実験所)、香港城市大学、広島市立大学、Michael Leung、山口未花子、米澤煉瓦株式会社、吉田南岳、Luisa Puterman、Wanwu Practice Group
住所:007-0011 北海道札幌市東区モエレ沼公園1-1
TEL:011-790-1231
URL:モエレ沼公園

「長坂有希 : Living with Otherness」モエレ沼公園
「長坂有希 : Living with Otherness」モエレ沼公園

モエレ沼公園ではImaginary Landscapesシリーズ第7弾として、広島・香港を拠点として活躍するアーティスト長坂有希の個展「Living with Otherness」を開催いたします。
本展では長坂が2020年より調査を続けている北海道の生態系をテーマとした新作を発表します。特有の地質的、気象的要素と多種の生物が密接に絡まり合い、共存・共生することで織りなされる北海道の生態系。長坂は調査をするなかで出会ったミズナラの巨木や、アカエゾマツ、火山、湖とメム、風と霧といった、この土地を形成しているシンボリックな要素に接近し、観察し、想像を通してそれらの持つ世界観を自身の中に宿し、それを作品世界へと反映させていきます。人間ではないものたちによる群像劇である本作品は、複数の映像、サウンド、声のインスタレーションで構成されます。目と耳と肌、そしてそのあわいのなかで、言葉を超えた物語が立ち現れます。
私たちは同時代を生きる他者やその他の存在との間にある差異を感じながらも、彼ら・それらが持つ時間の尺度や世界観について、どこまで想像をひろげることができるでしょうか。私たちが自然や世界との新たな繋がりを築く、またはすでにある繋がりに気付く、はじまりの一歩となることを願って本展を開催いたします。
|作家プロフィール
長坂有希 Aki NAGASAKA
アーティスト。 香港城市大学クリエイティブ・メディア学科博士課程研究員、 広島市立大学芸術学部講師。個人的な出会いや協働を通して、さまざまな人間や生き物、ものが守り続けてきた物語や歴史、知恵や技術を学ぶことに関心を持っている。その活動から得たものー周縁のものたちの声や世界観、うまく機能していないように見える社会的、政治的、環境・生態学的構造への疑問―をストーリーテリングの手法を用いて表現し、個人の日々の思考や行動のレベルからどのような変化をもたらすことができるかを考えている。
https://www.akinagasaka.net

《カムイワッカへ、そして私たちの始まりへ / To the Kamuy-Wakka, To the Spring of Eukaryotes, 2021》©Yoshisato Komaki / The Hokkaido University Museum
《カムイワッカへ、そして私たちの始まりへ / To the Kamuy-Wakka, To the Spring of Eukaryotes, 2021》©Yoshisato Komaki / The Hokkaido University Museum
《われらここにあり、漂う森をおもう / Remaining Here Quietly, We Think of Our Drifting Forest, 2020》©Yu Kusanagi / Arts Center Akita
《われらここにあり、漂う森をおもう / Remaining Here Quietly, We Think of Our Drifting Forest, 2020》©Yu Kusanagi / Arts Center Akita
《手で掴み、形作ったものは、その途中で崩れ始めた。最後に痕跡は残るのだろうか。 02_ライオン / Created by the grasp of hands, it began to crumble in the midst of formation. What would remain as its traces…? 02_Lion, 2023》©Kenji Makizono / Itoshima Arts Farm
《手で掴み、形作ったものは、その途中で崩れ始めた。最後に痕跡は残るのだろうか。 02_ライオン / Created by the grasp of hands, it began to crumble in the midst of formation. What would remain as its traces…? 02_Lion, 2023》©Kenji Makizono / Itoshima Arts Farm
《Ethno-Remedies: Bedtime Stories ⇄ A Life’s Manual, 2023》©Kensuke Hashimoto / Hiroshima City University Art Museum
《Ethno-Remedies: Bedtime Stories ⇄ A Life’s Manual, 2023》©Kensuke Hashimoto / Hiroshima City University Art Museum

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