名称:「没後50年記念 福田平八郎×琳派」山種美術館
会期:2024年9月29日(日)〜2024年12月8日(日)
会場:山種美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
10月14日、11月4日は開館
10月15日、11月5日は休館
入場料:一般 1400円、大学生・高校生 1100円、中学生以下 無料
住所:〒150-0012東京都渋谷区広尾3-12-36
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
URL:山種美術館
斬新な色と形による表現を追求した福田平八郎(1892-1974)。デザインセンスに溢れる独特の作風は、今日まで多くの人の心をつかんでいます。平八郎の没後50年を迎える2024年、当館では12年ぶりに、所蔵する平八郎作品を一堂に公開し、その画業を振り返る展覧会を開催します。
福田平八郎は1911(明治44)年より京都市立美術工芸学校および絵画専門学校で学び、1919(大正8)年の帝展初入選以後は官展を中心に活躍しました。この頃は「極小な美」にこだわり、入念な細密描写による繊細な作風を見せています。しかし、初めて中国を訪れ、日本には無い大自然を目にした1928(昭和3)年から、ジャンルや団体を超えたメンバーで組織された「六潮会(りくちょうかい)」に入会した1930(昭和5)年頃を境に、作風が大きく変化し、斬新な色と形を追求するカラリストに転じました。
本展では、大正期の代表作の一つである《牡丹》、デザイン的な竹の葉とリアルな筍の組み合わせが新しい《筍》、大胆なトリミングが魅力的な《芥子花》をはじめ、初期から晩年までの作品を展示し画風の変遷をたどります。
また、平八郎は「宗達などの琳派が好き」と語るなど琳派に傾倒しており、それは作品の構図や意匠的な表現に見ることができます。本展では、伝俵屋宗達《槙楓図》、酒井抱一《秋草鶉図》【重要美術品】、鈴木其一《四季花鳥図》などを通し、画家が心ひかれた琳派の世界をお楽しみいただきます。さらに、近代・現代の名だたる画家よる琳派を意識した名品の数々も併せてご紹介します。
没後50年という節目の年に、平八郎の画業を振り返りつつ、画家が魅せられた「琳派の美」、近代・現代の画家たちのデザイン性あふれる名品をご堪能ください。
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