名称:「生誕130年 武井武雄」目黒区美術館
会期:2024年7月6日(土)~2024年8月25日(日)
会場:目黒区美術館
時間:10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日 、7月16日(火)・8月13日(火)
※ただし、7月15日(月・祝)・8月12日(月・休)は開館
観覧料:一般 900円(700円)
大高生・65 歳以上 700円(550円)
中学生以下 無料
※障がいのある方とその付添者1名は無料、( )内は20名以上の団体料金
主催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団 目黒区美術館
住所:〒153-0063東京都目黒区目黒2-4-36
TEL:03-3714-1201
URL:目黒区美術館
大正期、子どものための文化が目覚ましく開花しました。1918(大正7)年には児童雑誌『赤い鳥』が創刊され、「童謡」が誕生します。
伝承された昔話や民話だけでなく、これらを基に新たに創作された物語、さらに全く新しい創作童話も発表されました。しかし、当時出版された挿絵は、物語の添え物としかみなされませんでした。このような状況下で、子どものための芸術こそ本物の芸術でなければならない、そのために「童画」という言葉を発案し、これを一つのジャンルとして確立することを目指し、活動した人物がいました。その人こそ武井武雄(たけいたけお 1894-1983)です。今年、生誕130年を迎える武井の豊富な創作活動をふりかえる展覧会を開催します。
武井は「童画家」として活躍する一方、版画家、デザイナー、教育家としても大いに活躍しました。さらに、郷土玩具収集にも没頭し、『郷土玩具東の部西の部』(1930年)の出版により初めて郷土玩具を体系的に紹介するという研究者としての一面もありました。
本展では、豊かな幻想世界を通じて子どもたちに夢を与える[童画]、銅版画や木版画など多様な技法で制作された[版画]、装丁・函(はこ)・本文・絵で構成される総合芸術で「本の宝石」とも称される[刊本作品]を軸に、原画類やデザインの仕事など、多岐にわたる武井の幻想にあふれる世界を紹介します。巡回展である本展において目黒会場のみの展示として、武井と日本童画会で志を共にした目黒ゆかりの作家、秋岡芳夫の童画作品もあわせて展示します。
さらに、「アウト・オブ・民藝 武井武雄編」では、展示とトークイベントを通して武井の関連人物を相関図で紐解きます。他にも、武井の生涯と作品を解説する講演会など、様々な角度から武井芸術の魅力に迫ります。
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