「荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ」国立新美術館

「荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ」国立新美術館

名称:「荒川ナッシュ医 ペインティングス・アー・ポップスターズ」国立新美術館
会期:2024年10月30日(水)~2024年12月16日(月)
会場:国立新美術館
時間:10:00~18:00
   ※毎週金・土曜日は20:00まで
   ※入場は閉館の30分前まで
休館日:火曜日 
観覧料:無料
住所:〒106-8558東京都港区六本木7-22-2
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル
URL:国立新美術館

荒川医《ネメシス・ペインティング(猫なで声のパフォーマンス!)》2022年、デビッド・ズワーナー、ニューヨーク
荒川医《ネメシス・ペインティング(猫なで声のパフォーマンス!)》2022年、デビッド・ズワーナー、ニューヨーク

本展は、2000年代から国際展や美術館でパフォーマンス・アートを発表してきた米国在住のアーティスト、荒川ナッシュ医のアジア地域においては初めての美術館での個展です。「Paintings Are Popstars」をタイトルとし、一作家の個展でありながら、荒川ナッシュに協力する20数名の画家による絵画が会場内に「登場」します。それぞれの絵画を存在感のあるポップスターと見做し、荒川ナッシュはその絵画のアティテュード(姿勢)から発案された協働パフォーマンスを発表します。
2021年にロンドンのテート・モダンで発表された、美術館の床に来館者が自由に絵を描ける参加型の作品《メガどうぞご自由にお描きください》から始まり、アート活動と子育ての両立にまつわる絵画の空間、絵具をトリートメントとして使うクィアな美容アクション映像、都市と色のスペクトラムに関する作品、絵画たちが交互に歌うかのような空間、20世紀の戦争や移民画家の歴史と国立新美術館の空間を結ぶ作品、福島やドイツの空を飛ぶ凧絵画、そして絵画が哲学を語りかけるクラブのような空間などが続きます。
子供、絵画、歴史、音楽、身体、会話、そしてユーモアがアンバランスに作用しあう荒川ナッシュの展覧会。国立新美術館の天井高8m、床面積2,000m2の空間で、荒川ナッシュとその協働者によるライブ・パフォーマンスが定期的に開催されます。さらに、「新美に来る観客と出会いたい」という荒川ナッシュは、「短くも親密な」展覧会ツアーも企画しています。国立新美術館においては2007年の開館以来初となるパフォーマンス・アーティストの個展をぜひご堪能ください。
本展には、ミヨコ・イトウ、桂ゆき、河原温、国吉康雄、丸木俊(赤松俊子)、アンリ・マティス、ルイス・ニシザワ、白髪富士子、田中敦子、吉原治良、などの20世紀の画家から、ケルスティン・ブレチュ、レイディ・チャーチマン、ニコール・アイゼンマン、ユタ・クータ、南川史門、オスカー・ムリーリョ、シルケ・オットー=ナップ、ローラ・オーエンズ、ゲラ・パタシュリ、セス・プライス、トレバー・シミズ、エイミー・シルマン、八重樫ゆいなどの現代の画家の作品が展示されます。また映像作家の斎藤玲児、デザイナーの森大志郎も、本展に参加します。

ユタ・クータの《Demonic Options》(2008年)を持つ荒川ナッシュ医
ユタ・クータの《Demonic Options》(2008年)を持つ荒川ナッシュ医
荒川医《メガどうぞご自由にお描きください》2021年、テート・モダン、ロンドン
荒川医《メガどうぞご自由にお描きください》2021年、テート・モダン、ロンドン
荒川医《メガどうぞご自由にお描きください》2021年、テート・モダン、ロンドン
荒川医《メガどうぞご自由にお描きください》2021年、テート・モダン、ロンドン
荒川医《WEWORK BABIES (11 Cortlandt Alley)》2019年、アーティスツ・スペース、ニューヨーク
荒川医《WEWORK BABIES (11 Cortlandt Alley)》2019年、アーティスツ・スペース、ニューヨーク
荒川医《Fortune (ギュスターヴ・クールベ「こんにちはクールベさん」1854年)》2019年、ファーブル美術館、モンペリエ
荒川医《Fortune (ギュスターヴ・クールベ「こんにちはクールベさん」1854年)》2019年、ファーブル美術館、モンペリエ
荒川医《Cologne of the Maghreb (Bodyphilia Song)》2016年、ルートヴィヒ美術館、ケルン
荒川医《Cologne of the Maghreb (Bodyphilia Song)》2016年、ルートヴィヒ美術館、ケルン
荒川医《Concrete Escort》2013年、グッゲンハイム美術館、ニューヨーク
荒川医《Concrete Escort》2013年、グッゲンハイム美術館、ニューヨーク
荒川医×南川史門《三角木馬の夕べ》2013年、国立新美術館、東京
荒川医×南川史門《三角木馬の夕べ》2013年、国立新美術館、東京
荒川医《Kissing The Canvas》2012年、テート・モダン、ロンドン
荒川医《Kissing The Canvas》2012年、テート・モダン、ロンドン
荒川医《See Weeds》2011年、レ・ザバトワール、トゥールーズ
荒川医《See Weeds》2011年、レ・ザバトワール、トゥールーズ

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「第十四回 I氏賞受賞作家展」岡山県立美術館
  2. 第3回『山形県埋蔵文化財センター設立30周年企画展』山形県埋蔵文化財センター
  3. 2024伊丹国際クラフト展「酒器・酒盃台」市立伊丹ミュージアム
ページ上部へ戻る