「鞍馬天狗100年」大佛次郎記念館

ペーター佐藤≪鞍馬天狗 雁のたより≫エアブラシ、1981

名称:「鞍馬天狗100年」大佛次郎記念館
会期:2024年8月31日(土)~2025年1月5日(日)
開館時間:4月〜9月 10時〜17時30分(最終入館17時00分)
   10月〜3月 10時〜17時00分(最終入館16時30分)
会場:大佛次郎記念館 2Fギャラリー
観覧料:一般200円(団体150円)、中学生以下無料
住所:〒231-0862横浜市中区山手町113番地
電話: 045-622-5002
URL:大佛次郎記念館

鞍馬天狗29作目「新東京絵図」大佛次郎自筆原稿 1947年(昭和22)
鞍馬天狗29作目「新東京絵図」大佛次郎自筆原稿 1947年(昭和22)

今から100年前の大正13年(1924)、大佛次郎が書いた「快傑鞍馬天狗 鬼面の老女」が、講談雑誌「ポケット」に掲載されました。幕末を舞台に活躍する正体不明の剣士、鞍馬天狗の誕生です。以降、大佛はさまざまな新聞や雑誌に、短篇・長篇合わせて47作を発表しました。
昭和に入り「少年の為の鞍馬天狗 角兵衛獅子」が雑誌「少年倶楽部」で発表されると、子どもたちのヒーローとなった鞍馬天狗は、雑誌掲載、映画、書籍発行と複数メディアにまたがって、ますます活躍の場を広げました。とくに映画はアラカン(嵐寛寿郎)をはじめとする数々の名優が鞍馬天狗を演じ、合計63作品が制作されたことからも人気ぶりがうかがえます。
本展では、原作小説の執筆背景を紐解きながら作者とキャラクターの40年におよぶ歩みを紹介するとともに、当時のオモチャ、赤本漫画、映画ポスターなど、人々に鞍馬天狗がどのように受け入れられ愛されたのか、大佛次郎記念館の所蔵資料から見つめます。

「鞍馬天狗」の執筆を始めた頃の大佛次郎
「鞍馬天狗」の執筆を始めた頃の大佛次郎
鞍馬天狗シリーズ初の単行本『幕末秘史 鞍馬天狗』 1925年
鞍馬天狗シリーズ初の単行本『幕末秘史 鞍馬天狗』 1925年
映画「鞍馬天狗」ポスター 1928 年 、 嵐寛寿郎プロダクション
映画「鞍馬天狗」ポスター 1928 年 、 嵐寛寿郎プロダクション
土門拳≪近藤勇と鞍馬天狗 江東≫1955年(土門拳記念館蔵)
土門拳≪近藤勇と鞍馬天狗 江東≫1955年(土門拳記念館蔵)
ペーター佐藤≪鞍馬天狗 雁のたより≫エアブラシ、1981
ペーター佐藤≪鞍馬天狗 雁のたより≫エアブラシ、1981

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