名称:開館30周年記念「生誕100年記念 深沢幸雄展」佐倉市立美術館
会期:2024年8月10日(土)〜9月29日(日)
会場:佐倉市立美術館
観覧料金:一般600円
休館日:月曜日(8月12日、9月16日、9月23日は開館)、8月13日、9月17日、9月24日
住所:〒285-0023千葉県佐倉市新町210
TEL:043-485-7851
URL:佐倉市立美術館
深沢幸雄(1924~2017)は、山梨県南巨摩郡増穂町(現・富士川町)に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)の工芸科で彫金を学んだ。戦後は千葉県市原市鶴舞に移り住み油画の制作を行っていたが、戦時中に受けた右膝の打撲痕から発病し、以降6年間にわたり右膝をコルセットで固定した不自由な生活を強いられることになる。闘病中に机上でも制作できる銅版画に取り組み始め、独学で様々な技法を習得した。
1963(昭和38)年には、メキシコ国際文化振興会の依頼により、メキシコシティで銅版画の技法を教えるため初渡墨。以降メキシコ文明に影響を受けた力強い色面の大型版画を多く制作した。また1981年にはチンタラ―一世と名付けた自動目立て機を開発し、メゾチントと呼ばれる技法を駆使した幻想的な作品を作りあげた。
深沢は、制作には画題と技法、そのどちらの研鑽も必要であると繰り返し語った。本展は深沢の残した作品の中から約200点の作品を選び、展示することで、深沢が歩んだ長い制作の旅路を共にたどろうとするもの。詩情あふれる深沢の作品を堪能してほしい。
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