「<101・人> 関東大震災から101年—人災の記憶を未来に伝える—」千葉市美術館

「<101・人> 関東大震災から101年—人災の記憶を未来に伝える—」千葉市美術館

名称:「<101・人> 関東大震災から101年—人災の記憶を未来に伝える—」千葉市美術館
会期:2024年8月27日(火)〜2024年9月1日(日)
会場:千葉市美術館
開館時間:10:00 〜 18:00
   金曜日・土曜日は20:00まで
   最終日は17:00まで
休館日:月曜日
入場料:無料
住所:〒260-0013千葉県千葉市中央区中央3-10-8
TEL:043-221-2311
URL:千葉市美術館

2023年9月1日、 関東大震災時の朝鮮人虐殺から100年の節目を迎えました。
千葉県では、約6千名以上の犠牲者のうち、約360名が虐殺されたと推定されています。また震災直後には、県内の「海軍無線電信所船橋送信所」を通じて流言飛語を拡散し、各地の朝鮮人虐殺を加速化させました。この他にも当時、陸軍の主要施設や一時的な朝鮮人収容所などもありました。このように、 千葉県は関東大震災朝鮮人虐殺と関わりが深い地域だといえます。
今回の展示タイトル「101・人」は、2023年8・9月にとある県立の公的施設で開催されたトピックス展「関東大震災から100年—災害の記憶を未来に伝える—」へのアンチテーゼです。この展示では、 100年の節目を迎えてもなお、朝鮮人虐殺について一言も言及していませんでした。そこで「百美+」は、あえて千葉県内の公的施設において美術展を行うこととしました。
日本の植民地主義及びレイシズムは今なお社会全体に根を張り続けています。日本政府は加害の歴史に一貫して向き合おうとしておらず、その姿勢は行政による朝鮮学校への高校無償化制度除外や補助金削減、官民問わず行われているヘイトスピーチなど現在の朝鮮人差別にも繋がっています。このような背景を認識しつつ、社会と人々に広く訴えかけ、より良い未来の創造に寄与することが芸術家たちの役割だとした上で、「百美+」は美術の力でこの課題と向き合っていきます。

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