名称:立命館大学 有志 写真展「らしさ」京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
会期:2024年8月20日(火) 〜 2024年8月25日(日)
会場:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
時間:11:00~18:00(最終日は17:00まで)
休館日:会期中無休
料金:無料
住所:〒605-0089 京都市東山区元町367-5
TEL:075-746-3985
URL:京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク
立命館大学の写真部・写真研究会有志4名にによるグループ作品展です。
「写真らしさ」とは何か?「写真らしい写真」とは如何なる写真であるか?
これらの写真への問い——これらが全てではないことは言うまでもない——には、未だ答えが出ぬままである。何故我々写真家は、これらの問いに対する答えを持たぬのであろうか。それはただ単に、我々が答えを出そうとしていないからではないか。何故我々は答えを出そうとしないのか。それは我々がその問いがあまりにも難解であると、あるいは答えを出すことは無意味なことであると考えているからではないか。
しかし、これらは本当に難解であるのか。本当に無価値であることなのか。我々はこれらの問いに答えを出すために、またこれらを問い、解くということは如何なることなのかを確かめるために、「写真らしさ」とは何か、を問うてみようと思うのである。我々の写真歴は決して長くない。また我々は写真に精通しているかと言われればそうでない。しかし、そのような人間たちが「あえて」、写真らしさとは何か、と問うてみることも、それなりに価値があるのではないかと、我々は思うのである。
この展示のテーマは、「私が思う”写真らしさ”」である。この展示に参加する四人は、立命館大学の写真部及び写真研究会に所属している。両団体の垣根を(非公式ながら)超えて、そして哲学や芸術批評、絵画や映像、音楽など、各人が持つ「ユニークな」思想と視点を以てして、作品制作及び「らしさ」の探求に臨んだ。
我々がステートメントと写真を以てして開示する、我々の考える「らしさ」は、もしかすると大いに批判すべきものであるかもしれない。あるいは各々の考える「らしさ」の中に、共通点が発見できるかもしれない。そしてその「批判」と「発見」が、我々写真家が「写真らしさ」を知るために必要なものである、ということを私はここで非常に強く強調したい。
何はともあれ、我々が「写真らしさ」なるものを見つけ出そうとすることで、我々写真家が「写真らしさ」、あるいは写真に対する「知」に一歩でも近づくことを祈る。
出展者
青木勇都/三輪恵大/岡本颯/米田菜々穂
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