「深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ」あべのハルカス美術館

《百済》2004年

名称:「深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ」あべのハルカス美術館
会期:2025年7月5日(土)~2025年9月7日(日)
会場:あべのハルカス美術館
時間:火~金 10:00~20:00
   月土日祝 10:00~18:00
   ※入館は閉館30分前まで
休館日:7月7日(月)
観覧料:一般 1,600円(1,400円)
   大高生 1,200円(1,000円)
   中小生 500円(300円)
   ※( )内は前売および 15名様以上の団体料金
   ※各種前売券は4月5日(土)から7月4日(金)まで販売
   ※障がい者手帳をお持ちの方は、美術館チケットカウンターで購入されたご本人と付き添いの方1名様まで当日料金の半額
主催:あべのハルカス美術館、読売テレビ、読売新聞社
住所:〒545-6016大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F
TEL:06-4399-9050
URL:あべのハルカス美術館

深堀隆介 《金魚酒 命名 鈴夏(すずなつ)》2021年 アクリル絵具、木曽檜一合枡、超難黄変エポキシ樹脂
深堀隆介 《金魚酒 命名 鈴夏(すずなつ)》2021年 アクリル絵具、木曽檜一合枡、超難黄変エポキシ樹脂

金魚に魅せられ、創作を続ける美術作家・深堀隆介。透明樹脂にアクリル絵の具で何層にも重ねて描く「2.5Dペインティング」とも称される斬新な技法により立体感のある金魚を作り出してきました。その作品は、まるで目の前に水があり、命のある美しい金魚が泳いでいるかのような迫真性を観る者に与えます。
水面の揺らぎの中にあるのは虚か実か、幻か現か。深堀は自身の作品をまるで生きているかのように「見せる」一方で、それが命を持たない絵の具の積層であるという事実に正面から対峙します。深堀の作品には、幻影と物質の同居というリアリズムにおける根源的な命題が横たわっているのです。
本展では初期の立体作品から、絵画、映像、大規模なインスタレーションなど新作を含む作品約300点を一挙紹介。深堀が一貫して取り組んできた金魚の造形にあらためて光をあて、描くこと、リアルであることに対する作家の思想に迫る展覧会です。
虚実の狭間をたゆたうように私たちを誘う、〈金魚繚乱〉の世界をご覧ください。
金魚絵師 深堀隆介(ふかほりりゅうすけ)
1973年愛知県生まれ、1995年愛知県立芸術大学美術学部デザイン・工芸専攻学科卒業。制作に行き詰まりアーティストを辞めようとした時、部屋で7年間粗末に飼っていた一匹の金魚に初めて魅了され、金魚を描きはじめる。独自の超絶技巧によって国内外で高い評価を受けている。

《大渦》2010年
《大渦》2010年
深堀隆介
Photo by SAKI WATANABE
深堀隆介 Photo by SAKI WATANABE
《百済》2004年
《百済》2004年

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