島田由子 「墨から墨まで」フジギャラリー新宿

島田由子 「墨から墨まで」フジギャラリー新宿

名称:島田由子 「墨から墨まで」フジギャラリー新宿
会期:2024年9月7日(土)〜2024年9月29日(日)
開館時間:10:00 〜 18:00
休館日:月曜日、金曜日
入場料:無料
会場:フジギャラリー新宿
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-6-2 ヒルトン東京 B1F ヒルトピアショッピングアーケード内
TEL:03-6279-0049
URL:フジギャラリー新宿

西新宿のヒルトン東京 地下1階に位置するフジギャラリー新宿では、2024年9月7日(土)より9月29日(日)まで、島田由子による「墨から墨まで」展を開催いたします。
島田由子は襖絵師。金沢美術工芸大学にて日本画を専攻し、その後、デザイン会社や劇団の美術部などでの勤務を経て、現在は襖絵を中心とした作品を手掛けるアーティストです。母親の実家である京都西陣織の機屋(はたや)で下絵に使われている岩絵具と出会い、小学校高学年から過ごした金沢で加賀友禅の工房を営む縁者のもとに頻繁に通っていたことなどから、自然と日本画の道に進みました。拠点を関東に移して久しい今も金沢の美しい自然の繊細なディテール、そして古い伝統文化が息づく金沢の街並みなどが、襖絵作品に大きな影響を与えています。
襖絵では、越前和紙の襖紙に墨と顔彩、雲母、箔などの素材がもつ魅力を最大限に活かし、緊張感のある余白を残しながら伸びやかな線で、草花をテーマに描いているアーティストですが、今回の展覧会では、墨が主役。古来から「墨に五彩あり」と言われるほど表情豊かな墨を「にじみ」「すれ」「たまり」といった偶発的な表現を大切にしながら、かねてより心惹かれてきた「線」で大胆に構成した作品を発表いたします。墨や和紙といった日本人に馴染み深い画材が、アーティストの自由な発想と襖絵師としての確かな筆致により、約やかにして深い絵画に仕立てられていると感じます。

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