「反復と偶然展」国立工芸館

「反復と偶然展」国立工芸館

名称:「反復と偶然展」国立工芸館
会期:2024年12月17日(火)~2025年2月24日(月・振)
会場:国立工芸館
時間:9:30~17:30 (最終入場時間 17:00)
休館日:月曜日、年末年始(12月28日~1月1日)、1月14日
   ※ただし1月13日、2月24日は開館
観覧料:一般 300円(250円)
   大学生 150円(70円)
   ※( )内は20名以上の団体料金・割引料金
   ※高校生以下および18歳未満、65歳以上、MOMATパスポート、学パスをお持ちの方、友の会・賛助会員の方、MOMAT支援サークルパートナー企業(同伴者1名まで、シルバーパートナーは本人のみ)、キャンパスメンバーズ、文化の森おでかけパス(一般のみ)をお持ちの方、障害者手帳をお持ちの方と付添者(1名)は無料
   ※割引対象:石川県立美術館・金沢21世紀美術館・石川県立歴史博物館、石川県立伝統産業工芸館(いしかわ生活工芸ミュージアム)・金沢市立中村記念美術館・金沢ふるさと偉人館の主催展覧会入場券半券を窓口で提示した方
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町3-2
TEL:050-5541-8600
URL:国立工芸館

小川待子《Untitled》1993年 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト
小川待子《Untitled》1993年 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト

本展は「反復」と「偶然」という工芸やデザインを特徴づけるふたつの性質に注目し、国立工芸館の所蔵品を紹介する展覧会です。
同じ動きの繰り返しで造形されるものや、同じ図柄を連続させたり幾何学模様を施すことは、洋の東西を問わずあらゆる工芸やデザインにみられます。たとえば、竹工や織物は「編む、織る」という反復動作が直接作品の形状や模様につながります。また、食器などでは用途の異なるものを同じかたちに揃えることで統一感が生まれますし、同じかたちのパーツで構成された物品は、見る人や使う人に心地よいリズムを感じさせます。
一方で、自然素材は木目や節の具合などひとつとして同じものがなく、制作工程での火力や温湿度、力の加減や歪みといった完全にはコントロールできない偶然性も工芸の特質です。この人為を超えた作用が、作品の味わいとなることも少なくありません。あるいは、本来均質な製品の量産を目指すデザインに、あえて偶然できたような風合いをもたせることで、量産品らしからぬ存在感が備わることもあります。
反復と偶然がおりなす工芸とデザインの多様な表現の魅力をお楽しみください。

重要無形文化財久留米絣技術保持者会《久留米絣白中柄単衣 花菱文》1958年 国立工芸館蔵
重要無形文化財久留米絣技術保持者会《久留米絣白中柄単衣 花菱文》1958年 国立工芸館蔵
中川衛《象嵌朧銀花器「チェックと市松」》2020年 国立工芸館蔵 撮影:野村知也
中川衛《象嵌朧銀花器「チェックと市松」》2020年 国立工芸館蔵 撮影:野村知也
林尚月斎《花編放射文盛器》1947年頃 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト
林尚月斎《花編放射文盛器》1947年頃 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト
栄木正敏《WAVE》1986-87年 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト
栄木正敏《WAVE》1986-87年 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト
西村陽平《トースター》1988年 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
西村陽平《トースター》1988年 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
藤田喬平《流動 流》1967年 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
藤田喬平《流動 流》1967年 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
エンツォ・マーリ《磁器のデザインO》1973年 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト
エンツォ・マーリ《磁器のデザインO》1973年 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト
小松誠《Crinkle Series スーパーバッグ K1、K2、K3》1975年 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
小松誠《Crinkle Series スーパーバッグ K1、K2、K3》1975年 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
清水九兵衞(洋、裕詞、七代六兵衞)《花器》1955年 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
清水九兵衞(洋、裕詞、七代六兵衞)《花器》1955年 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス
飯塚琅玕齋《花籃 あんこう》1957年 国立工芸館蔵 撮影:大屋孝雄
飯塚琅玕齋《花籃 あんこう》1957年 国立工芸館蔵 撮影:大屋孝雄

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