「ふくしまの酒造り-酒を醸し和を醸す-」福島県立博物館

「ふくしまの酒造り-酒を醸し和を醸す-」福島県立博物館

名称:「ふくしまの酒造り-酒を醸し和を醸す-」福島県立博物館
会期:2024年9月21日(土)〜2024年12月1日(日)
会場:福島県立博物館
開館時間:9:30 〜 17:00
休館日:月曜日
   9月23日、10月14日、11月4日は開館
   9月24日、10月15日、11月5日は休館
入場料:一般・大学生 1000円、高校生以下 無料
住所:〒965-0807福島県会津若松市城東町1-25
TEL:0242-28-6000
URL:福島県立博物館

「ふくしまの酒造り-酒を醸し和を醸す-」福島県立博物館
「ふくしまの酒造り-酒を醸し和を醸す-」福島県立博物館

会津地方は創業年として寛永年間にも遡る歴史ある酒造家が多く、また近世後期には会津藩家老・田中玄宰による藩財政再建策の一環として、藩直営の酒造蔵にて銘酒「清美川」が醸造されるなど、酒は重要な産品の一つでもありました。
近世会津の名物の番付である『若松緑高名五幅対』には、「酒座」「酒造」「名酒」の項目も見られます。そうした老舗蔵元のいくつかは地域の神社の神酒を醸造する酒蔵でもあり、元来、酒は神に供える重要な神饌でもありました。
福島県域は神社の例大祭などの際に神饌としてどぶろくを醸して供え、参拝客へふるまうなどいわゆる「どぶろく祭り」の多い地であることが特筆されます。酒造免許を有する神社は東北6県で唯一、福島県にのみ10社と多数を数えます。
また、酒造家はそれぞれの土地を象徴する存在でもあり、酒造家を中心とした文化的サロンが形成されるなど新たな文化を創造し、地域の文化を向上させる役割も果たしてきました。ひるがえって現代では、福島県は全国新酒鑑評会金賞受賞数9年連続日本一の酒どころとなり、日本酒の名産地として国内のみならず世界的にも高い知名度を誇っています。
本展はそうした福島の「酒」をテーマに、様々な切り口から酒どころ・福島県の歴史や文化を紐解いてまいります。

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