名称:特別展「久米田寺」神奈川県立金沢文庫
会期:2024年9月28日(土)〜11月24日(日)
会場:神奈川県立金沢文庫
観覧料金:一般800円
休館日:月曜日(10月14日、11月4日は開館)、10月15日、11月5日
住所:〒236-0015 神奈川県横浜市金沢区金沢町142
TEL:045-701-9069
URL:神奈川県立金沢文庫
神奈川県立金沢文庫に隣接する称名寺は、鎌倉幕府で重きをなした金沢北条氏の菩提寺で、各地の学僧があつまる律院でもあり、また真言密教弘通の道場、そして華厳修学の一大拠点だった。称名寺歴代長老のうち、第三代長老の本如房湛睿は華厳、戒律、真言などの碩学だったが、彼が教学の研鑽を深めたのは和泉国久米田寺(大阪府岸和田市)でした。
行基創建と伝わる久米田寺には、鎌倉時代からの中世絵画や古 書が多数伝来している。一方、湛睿とその周辺の僧侶が久米田寺で活動したことから、称名寺にも久米田寺に関する史料が多数伝来しており、現在金沢文庫が管理する国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」の一角を占めている。久米田寺と称名寺という遠く離れた両寺院だが、中世には密接な僧侶の交流があり、互いの歴史や教学研究の面で深い関係にあった。本展では久米田と称名寺伝来の資料群に加え、湛睿をはじめとする僧侶の活動と寺院間交流のなかで生成した資料を一堂に集め、中世久米田寺の歴史を紹介するとともに、知られざる両寺院の交流の歴史を解き明かす。
※会期中展示替えあり
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