「富本銭特別展示 天武天皇と〈飛鳥・藤原〉の文化」奈良県立万葉文化館

「富本銭特別展示 天武天皇と〈飛鳥・藤原〉の文化」奈良県立万葉文化館

名称:「富本銭特別展示 天武天皇と〈飛鳥・藤原〉の文化」奈良県立万葉文化館
会期:2024年10月19日(土)〜2024年12月8日(日)
会場:奈良県立万葉文化館
開館時間:10:00 〜 17:30
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:一般 1200円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 300円
住所:〒634-0103奈良県高市郡明日香村飛鳥10
TEL:0744-54-1850
URL:奈良県立万葉文化館

「富本銭特別展示 天武天皇と〈飛鳥・藤原〉の文化」奈良県立万葉文化館
「富本銭特別展示 天武天皇と〈飛鳥・藤原〉の文化」奈良県立万葉文化館

万葉文化館は飛鳥時代に金属、ガラス、玉製品などを生産した「飛鳥池工房遺跡」の場所に建っています。1990年代に実施された調査では「富本銭」と呼ばれる銅銭が大量に出土し、それまで最古とされた「和同開珎」(708年初鋳)に先行する天武天皇時代の貨幣であることがわかりました。当館では特別展示室を設けて様々な出土品の複製を展示してきました。
さて、2024年10月、久々に実物の富本銭が生産工房の地(万葉文化館)に帰ってきます。当館ではこれに合わせて、七世紀後半、天武天皇から持統天皇へと継承された〈飛鳥・藤原〉の文化を紹介する展覧会を開催します。この時期の日本は大陸の制度を積極的に採り入れ、中央集権国家としての体制を整えていきました。文化面においても中国や朝鮮半島から新しい情報が伝わり、官立の仏教寺院が造られ、中国の条坊制を採用した都城「藤原京」が誕生しました。『万葉集』にもこの時代の人々の歌が残っています。本展覧会では富本銭の特別展示とともに、天武天皇と関わりのある吉野や明日香地域に残る遺品や伝承、藤原京跡の出土品、万葉歌や近代の「万葉日本画」もあわせて紹介し、飛鳥時代の人々に思いを馳せる機会にしたいと思います。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る