生誕140年 YUMEJI展「大正浪漫と新しい世界」あべのハルカス美術館

生誕140年 YUMEJI展「大正浪漫と新しい世界」あべのハルカス美術館

名称:生誕140年 YUMEJI展「大正浪漫と新しい世界」あべのハルカス美術館
会期:2025年1月18日(土)~ 3月16日(日)
会場:あべのハルカス美術館
開館時間:火~金 / 10:00~20:00
     月土日祝 / 10:00~18:00
     *入館は閉館30分前まで
主催:あべのハルカス美術館、産経新聞社、関西テレビ放送
監修:岡部昌幸(帝京大学名誉教授・群馬県立近代美術館特別館長)
特別協力:公益財団法人両備文化振興財団 夢二郷土美術館
協力:竹久夢二学会
住所:〒545-6016大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16F
TEL:06-4399-9050
URL:あべのハルカス美術館

《秋のいこい》 1920(大正9)年 紙本着色 夢二郷土美術館蔵
《秋のいこい》 1920(大正9)年 紙本着色 夢二郷土美術館蔵

大正浪漫の象徴であり、「夢二式美人」で一世を風靡した竹久夢二(1884-1934)は、明治から昭和前期にいたる日本近代芸術・文化の円熟した魅力をもっとも醸し出した芸術家でした。絵画だけでなく雑誌や楽譜、本の装幀、日用品のデザインなど多岐にわたるジャンルで活躍した夢二の作品は、今もなお私たちを惹きつけてやみません。本展は、夢二郷土美術館が所蔵する選りすぐりのコレクションを中心に、最新の研究に基づく新たな視点から選んだ作品や資料約180点により夢二の画業と魅力を改めてひもときます。
新発見!長らく所在不明だった幻の油彩画
《アマリリス》
1919(大正8)年9月に福島で開催された「竹久夢二抒情画展覧会」に出品され、その後、菊富士ホテル(東京)のオーナーに、夢二が長期滞在のお礼として贈ったといわれる作品です。1944(昭和19)年に閉館するまでホテルの応接間に掛けられていましたが、その後は所在不明となっていました。
日本画のイメージが先行する夢二ですが、本作は、初期から中期にかけて油彩画も意欲的に制作していたことを裏付ける作品として注目されています。このたび、夢二郷土美術館の新たなコレクションとなり、一般に公開されることとなりました。油彩画家・夢二の作品にも是非ご注目ください。

《アマリリス》1919(大正8)年頃 油彩、カンヴァス 夢二郷土美術館蔵
《アマリリス》1919(大正8)年頃 油彩、カンヴァス 夢二郷土美術館蔵
《封筒「どくだみ」》大正期 木版、紙 夢二郷土美術館蔵
《封筒「どくだみ」》大正期 木版、紙 夢二郷土美術館蔵
《化粧の秋 雑誌『婦人グラフ』第1巻第6号 表紙》 1924(大正13)年 木版、紙 夢二郷土美術館蔵
《化粧の秋 雑誌『婦人グラフ』第1巻第6号 表紙》 1924(大正13)年 木版、紙 夢二郷土美術館蔵
《こたつ》1915(大正4)年 絹本着色 夢二郷土美術館蔵
《こたつ》1915(大正4)年 絹本着色 夢二郷土美術館蔵
《喜歌劇「小公子」喇叭を皆響せよ》(『セノオ楽譜』No. 164) 1920(大正9)年 初版 夢二郷土美術館蔵
《喜歌劇「小公子」喇叭を皆響せよ》(『セノオ楽譜』No. 164) 1920(大正9)年 初版 夢二郷土美術館蔵
《星まつ里》昭和初期 絹本着色 夢二郷土美術館蔵
《星まつ里》昭和初期 絹本着色 夢二郷土美術館蔵

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