名称:企画展「底・裏を愉しむ」瀬戸蔵ミュージアム
会期:2024年10月12日(土) ~ 2024年11月04日(月)
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金:一般520円、65歳以上・高大生310円(20名以上は団体割引あり)、
中学生以下・妊婦・各種障害者手帳(ミライロID可)をお持ちの方は無料
年間パスポート 一般 1,570円、65歳以上・高大生 940円
住所:〒489-0813愛知県瀬戸市蔵所町1-1
TEL:0561-97-1190
URL:瀬戸蔵ミュージアム
作品の「底・裏」を表にした、本来は行われない展示方法をとおし、「底・裏」に注目し、やきもの鑑賞の愉しみのひとつとしてご覧ください。
やきものには、その作品の顔となる場所があり、鑑賞に際してはその場所を正面にして様々なことを感じ取っていきます。その正面の多くは側面であったり内側であったりしますが、作品には「底」や「裏」と呼ばれる場所もあります。この「底」や「裏」と呼ばれる場所は、普段目に触れないことが多く、鑑賞という行為からは往々にして外れてしまうことが多い場所でもあります。
しかし、作品をより深く知るためには、「底」や「裏」ほど魅力に満ち、私たちを愉しませてくれる場所はありません。例えば、茶道で使われる茶碗の高台の形状には割高台や蛇の目高台など様々な形があり、裏側にすることで初めてそれに気付く愉しさがあります。またやきものを調査するとき、その作品の底や裏をじっくりと見ることにより、土の調子を調べたり、どのように窯で焼成したかの痕跡をさがしたり、釉薬が掛かるきわを観察することで重ね塗りがあったのか、釉調はどうなのかなど、やきものの底や裏は、たくさんの情報を私たちに伝えてくれます。
本展では、国際芸術祭「あいち」地域展開事業「底に触れる 現代美術 in 瀬戸」のテーマに合わせて、瀬戸蔵ミュージアムが所蔵する作品の「底・裏」を表にした展示を行います。本来は行われない展示方法をとおし、「底・裏」に注目し、やきもの鑑賞の愉しみのひとつとしてご覧いただけたら幸いです。
ご案内 2 主な展示品 底に見られる工夫、底・裏が教えてくれること、年代を教えてくれる痕跡が見られる作品17点。入子(鎌倉時代)、伯庵茶碗(江戸時代)、鳳凰耳付粉彩菱形大花瓶(明治時代)など。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。