特別展「生誕130年武井武雄展~幻想の世界へようこそ~」一宮市三岸節子記念美術館

特別展「生誕130年武井武雄展~幻想の世界へようこそ~」一宮市三岸節子記念美術館

名称:特別展「生誕130年武井武雄展~幻想の世界へようこそ~」一宮市三岸節子記念美術館
会期:2024年10月12日(土)〜11月24日(日) 
会場:一宮市三岸節子記念美術館
観覧料金:一般1,000円ほか
休館日:月曜日(10月14日、11月4日は開館)、10月15日、11月5日
住所:〒494-0007愛知県一宮市小信中島字郷南3147-1
TEL:0586-63-2892
URL:一宮市三岸節子記念美術館

《とけいのうた》 武井武雄 1974年 水彩、クレヨン Ⓒ岡谷市/イルフ童画館
《とけいのうた》 武井武雄 1974年 水彩、クレヨン Ⓒ岡谷市/イルフ童画館

「童画」という言葉を生み出し、今に続く児童文化の礎を築いた芸術家・武井武雄(1894~1983)。東京美術学校(現・東京藝術大学) で黒田清輝、藤島武二に師事し油彩画を学んだのち、絵本雑誌『コドモノクニ』に企画段階から加わり、手がけた創刊号の表紙絵と題字デザインの斬新性と芸術性に、多くの人が驚嘆した。当時の子ども向け雑誌に掲載される絵が、附属物として片手間に描かれていると感じた武井は、「こどもには本物の芸術を与えなければならない」と童画家として歩むことを決意し、こどもの心に触れる絵の創造を目指し、表現の可能性を探求し続けて独自の創作世界を開拓していった。
生誕130年を記念して開催する本展では、武井の故郷・長野県岡谷市のイルフ童画館協力のもと、豊かな幻想世界を通じて子どもたちに夢を与える[童画]、銅版画や木版画など多様な技法で制作された[版画]、装丁・ 函 (はこ)・本文・絵で構成される総合芸術で「本の宝石」とも称される[刊本作品]を軸に、原画類やデザインの仕事など、多岐にわたる武井の幻想にあふれる世界を紹介する。

《鳥の連作No.7》 武井武雄 1969年 木版画 Ⓒ岡谷市/イルフ童画館
《鳥の連作No.7》 武井武雄 1969年 木版画 Ⓒ岡谷市/イルフ童画館

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