特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館

特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館

名称:特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館
会期:2024年11月2日(土曜日)~12月15日(日曜日)
会場:佐野市立吉澤記念美術館
休館日:毎週月曜日、祝日の翌日、展示替期間
開館時間:午前9時30分~午後5時
観覧料:一般:520円(470円)
   ( )内は20名以上の団体料金
住所:〒327-0501 栃木県佐野市葛生東1-14-30
TEL:0283-86-2008
URL:佐野市立吉澤記念美術館

特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館
特別企画展「源氏物語とみやび」佐野市立吉澤記念美術館

吉澤コレクションと朝日森天満宮(佐野市)の宝物で構成し、「源氏物語」をはじめとする王朝文学、舞楽など王朝文化の「みやび」を絵画と工芸で紹介する。日本美術を華やかに彩ってきた王朝文化の美意識に触れ、佐野の中世~近代絵画と工芸の優品を一堂に展覧する貴重な機会となる。
本展はおもに次の3つのパートで構成。最初に、朝日森〔あさひもり〕天満宮(佐野市)の絵画を紹介する。例幣使〔れいへいし〕街道と日光脇往還〔わきおうかん〕が合流する重要な宿場町、「天明宿」〔てんみょうしゅく〕の鎮守である同社には、天神様(菅原道真公)を描いた絵画や和歌短冊、絵巻物などが奉納されてきた。同社の宝物群からは、佐野へ「みやび」なものたちが運ばれてきた様子を知ることができる。本展では、室町時代から近代にかけて変化する天神像や、華やかな絵巻物をえりすぐって紹介する。
次に、源氏物語シリーズに取り組む截金〔きりかね〕ガラス作家・山本茜の作品7点を展示。新収蔵品を含む同館収蔵品すべてが揃う初めての機会となる。人物を描かずに、しかし鮮烈に表現される源氏物語や古典文学のイメージを堪能できるだろう。
最後に、吉澤コレクションや市内所在の「やまと絵」を紹介。長大で登場人物の多い「源氏物語」は、どの場面をどのように描くのか、さまざまな工夫がなされてきた。また、王朝儀礼や歴史上の人物を正確に再現するために、研究が重ねられてきた。江戸から近代の、目にも美しい多彩な取り組みを楽しんでほしい。
この展覧会は令和3年(2021)に開催するもコロナウイルス感染対策のため19日間で終了した「みやび」展をもとに、作品を増補した「パワーアップバージョン」となる。
また会期末(12月3日~15日)には同館の代表的所蔵品である伊藤若冲《菜蟲譜》(重要文化財)の期間限定公開を行う。
※会期中展示替えあり

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