「秋の名宝展2024 到彼岸(とうひがん) ー浄土・熊野・長谷ー」長谷寺観音ミュージアム

「秋の名宝展2024 到彼岸(とうひがん) ー浄土・熊野・長谷ー」長谷寺観音ミュージアム

名称:「秋の名宝展2024 到彼岸(とうひがん) ー浄土・熊野・長谷ー」長谷寺観音ミュージアム
会期:2024年11月1日 (金) ~ 2024年12月15日 (日)
会場:長谷寺観音ミュージアム
開館時間:9:00~16:30(入館は16:00まで)
休館日:会期中無休
入館料:大人(中学生以上)300円
    小人(小学生)150円 
    ※長谷寺拝観料別途(大人400円・小学生200円)
住所:〒248-0016 神奈川県鎌倉市長谷3-11-2
TEL:0467-22-6100
URL:長谷寺観音ミュージアム

「暑さ寒さも、彼岸まで」ーー。春と秋の「お彼岸」は、四季のうつろいが明瞭な日本列島で独自に発達した宗教行事であり、千年以上の長きにわたって日本人の生活に深く根を下ろしてきました。
「彼岸」はサンスクリット語paraの漢訳で、われわれ衆生の生きる迷いの世界(此岸)に対し、悟りの世界を「向こう岸」にたとえたものです。「悟りに至る」ことをparamita(波羅蜜多)といい、それを漢訳した語が「到彼岸」です。浄土教の発達とともに、死後の極楽往生を指す語としても用いられるようになりました。この到彼岸の概念が、先祖を敬う日本人の心と結びつき、年中行事としての「お彼岸」が成立したと考えられます。さらに、「隠国(こもりく)」とよばれた大和長谷や紀伊熊野に象徴される日本独自の来世観は、「彼岸」にまつわる信仰と芸術の発達を促しました。このたびの「秋の名宝展」では、浄土・熊野・長谷をキーワードに、館蔵の優品をご紹介します。長谷信仰ゆかりの美術作品として、恒例の《長谷寺縁起絵巻》の公開も行います(今年度は上巻を展示)。

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