竹林玲香 「You should care more about butterflies」タカ・イシイギャラリー前橋

竹林玲香 「You should care more about butterflies」タカ・イシイギャラリー前橋

名称:竹林玲香 「You should care more about butterflies」タカ・イシイギャラリー前橋
会期:2024年11月24日(日)〜2024年12月27日(金)
会場:タカ・イシイギャラリー前橋
開館時間:11:00 〜 19:00
休館日:月曜日、火曜日、祝日
オープニングパーティー:2024年11月24日(日) 12:00 から 14:00 まで
入場料:無料
住所:〒371-0022 群馬県前橋市千代田町5-9-1 まえばしガレリア 1F
URL:タカ・イシイギャラリー前橋

竹林玲香「Rauma」2024 年 キャンバスに油彩 162 x 130.3 cm © Reika Takebayashi / 撮影: 髙橋健治
竹林玲香「Rauma」2024 年 キャンバスに油彩 162 x 130.3 cm © Reika Takebayashi / 撮影: 髙橋健治

タカ・イシイギャラリー 前橋は11月24日(日)から12月27日(金)まで、竹林玲香の個展「You should care more about butterflies」を開催いたします。同会場にて3月に行われたグループ展に参加後、タカ・イシイギャラリーでは初めての個展となる本展では、最新のペインティング作品9点を発表いたします。
2024年の春、竹林はフィンランド西岸の港町ラウマに3ヶ月間滞在し、RaumArsのレジデンスプログラムに参加しました。中世の遺跡や伝統工芸が長年にわたって受け継がれる同地では、色彩豊かな木造建築の立ち並ぶ旧市街が世界文化遺産に登録されています。冬から初夏にかけてのフィンランドでは日照時間が延び、雪解けとともに草木が萌芽を迎えます。
身のまわりの自然が作り出す現象を取り入れる抽象画にこれまで継続して取り組んできた竹林ですが、異郷での環境や自然との共存のあり方に触れたことは、制作に対する思考を深める契機となりました。本展で新たに発表される作品群では、土地が与える固有の作用に作家が感応し、その集積が記憶の中で変成を遂げながら絵画として視覚的に再提示されることに改めて意識が向けられました。キャンバスの上では淡い色彩の層がたおやかな筆跡をもって重ねられ、そこからは色あいを刻々と変化させる空景、そよ風にゆれる植物、あるいは大地を構成する岩石の肌理などが想起されます。作品一つ一つには滞在中に訪れた場所の地名や、現地の人々との何気ない会話の一節がタイトルとして付記されていますが、作家独自の視覚言語が追求されながらもそのモチーフとの結びつきが保持され、遠く離れた風景へと私たちの想像を導きます。この機会にぜひ竹林の作品をご高覧ください。

竹林玲香 「You should care more about butterflies」タカ・イシイギャラリー前橋
竹林玲香「Itäkatu」2024 年 パネルに粘土、半透明紙、油彩 36 x 45.7 cm © Reika Takebayashi 撮影: 髙橋健治

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「地域のお宝展Ⅱ」信州高遠美術館
  2. 企画展「遠賀川式土器と弥生文化の広がり」九州歴史資料館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る