名称:「近代洋画コレクション展」田辺市立美術館
会期:2024年12月7日(土)〜2025年1月26日(日)
会場:田辺市立美術館
観覧料金:一般260円ほか
休館日:月曜日(1月13日は開館)、12月28日~1月4日、1月14日
住所:〒640-8137和歌山県田辺市たきない町24-43
TEL : 0739-24-3770
URL: 田辺市立美術館
「小企画-没後60年 保田龍門」ならびに「特集展示-現代絵画コレクション」を開催する。
「小企画-没後60年 保田龍門」では、絵画と彫刻という近代美術の主要な二つの領域において自らの表現を真摯に追求し続けた保田龍門(1891~1965、本名は重右衛門)の制作を、没後60年を迎えることを機に振り返る。龍門は、和歌山県那賀郡龍門村(現在の紀の川市)に生まれ、東京美術学校西洋画科及び日本美術院彫刻研究所に学んで、洋画と彫刻双方の研究、制作に取り組んだ。1917(大正6)年に、美術学校卒業制作の洋画が文部省美術展覧会で特選となり、翌年の日本美術院展覧会では彫刻作品が樗牛賞を受けるなど、早くからその才能が認められ、郷里の有力者の支援を得て1920(大正9)年からアメリカ経由でフランスに渡り、A.ブールデル、A.マイヨールらに学んで、1923(大正12)年に帰国。帰国後は肖像作品を主に発表するが、次第に中央への出品を控えるようになり、関西を拠点にして活動し、公共制作や後進の指導にも力を注いだ。これまで同館が収集してきた作品とともに、和歌山県立近代美術館が所蔵する作品や紀南地方に遺された肖像作品を併せて展観し、龍門の芸術を改めて伝える。
「特集展示-現代絵画コレクション」では、1960年代から2020年代に描かれた新しい絵画の表現を、同館コレクションの特集展示によって紹介する。
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