「おざわゆき『凍りの掌』原画展 シベリア抑留 記憶の底の青春」平和祈念展示資料館

「おざわゆき『凍りの掌』原画展 シベリア抑留 記憶の底の青春」平和祈念展示資料館

名称:「おざわゆき『凍りの掌』原画展 シベリア抑留 記憶の底の青春」平和祈念展示資料館
会期:2025年1月21日(火)〜2025年4月20日(日)
会場:平和祈念展示資料館
開館時間:9:30 〜 17:30
休館日:月曜日
   月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
   2月2日は休館
入場料:無料
住所:〒163-0233 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル33F
TEL:03-5323-8709
URL:平和祈念展示資料館

1945(昭和20)年、戦争が終結したにもかかわらず、シベリアを始めとする旧ソ連やモンゴルの酷寒の地において、乏しい食糧と劣悪な生活環境の中で過酷な強制労働に従事させられた戦後強制抑留者(シベリア抑留者)は約60万人にものぼるといわれます。そのうちおよそ6万人が、故郷に帰ることなく命を落としました。
漫画家・おざわゆき氏の父親である小澤昌一氏も、シベリア抑留を耐え抜いた一人でした。学生時代に聞いた父の抑留体験は「どんな戦争関連の記録よりも異質」であると衝撃を受けたおざわ氏は、「マンガにしたい」と強く思います。そして後年、『凍りの掌』の執筆を始めたのです。完成した同人誌『凍りの掌』は後に単行本化を果たし、2012 (平成24) 年に第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を、2015年に母親の空襲体験をもとにした『あとかたの街』とともに第44回日本漫画家協会大賞を受賞。2019(令和元)年にはドラマ化も果たしました。
本企画展では、2008(平成20)年から2年半の歳月をかけて完結した同人誌『凍りの掌』の直筆原稿を展示し、先の見えない絶望の抑留生活、その中で必死に生き延びようとした人々の姿を紹介します。

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