名称:日韓国交正常化60周年記念「韓国美術のリアリティ」福岡アジア美術館
会場:2024年12月19日(木)〜2025年4月8日(火)
会場:福岡アジア美術館
観覧料金:一般200円ほか
休館日:水曜日、12月26日〜1月1日
住所:〒812-0027福岡県福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7/8F
TEL:092-263-1100・FAX:092-263-1105
URL:福岡アジア美術館
2025年に日本と韓国は国交正常化60周年を迎える。これを記念して本展では、福岡アジア美術館のコレクション約20点を通して、1960年代以降の韓国美術を紹介する。
韓国社会はこの60年の間に、軍事独裁政権による厳しい統制から、民主化運動と体制変革、急激な都市開発と経済成長、消費文化の発展まで、いくつもの巨大な変化を経験している。美術作家たちもまた一人の生活者としてその激動の時代のなかに身を置きながら、ときには批評的な距離を取りつつ自身の生きる環境を描き、またときには自ら声を上げて社会運動へと直接コミットし、それぞれの時代に応答してきた。そこで生み出された作品の数々には、揺れ動く同時代の社会状況がさまざまなかたちで刻まれている。本展では、時代を象徴するトピックを軸として各時代の作品を紹介し、それらの背景となっている作家ひとりひとりが触れてきた社会のリアリティをひもといていく。
今日では、日本で生活をしていても韓国発のコンテンツや情報に接しない日はほとんどない。2000年代に韓国ドラマによる第一次「韓流ブーム」が巻き起こったのを皮切りに、この20年でK-POPや韓国映画、文学といった韓流コンテンツは日本でも多くの支持者を得るようになった。
一方で、国交正常化後に韓国が歩んできた道のりについては、日本では十分に知られていないのもまた事実である。本展では、韓国社会の激動の歴史をたどるとともに、そこに生きる人々が時代ごとに抱いてきた痛みや不安、緊張や熱狂といった感覚・感情にも触れることができるだろう。
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