名称:「坂本森海:火と土と食べたいもの」京都市京セラ美術館
会期:2025年1月11日(土)〜3月16日(日)
会場:京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル
観覧料金:無料
休館日:月曜日(1月13日、2月24日は開館)、1月14日、2月25日
住所:〒606-8344京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124
TEL:075-771-4107
URL:京都市京セラ美術館
「ザ・トライアングル」は、同館のリニューアルオープンに際して新設された展示スペース。京都ゆかりの作家を中心に新進作家を育み、同館を訪れる方々が気軽に現代美術に触れる場となることをねらいとしている。ここでは「作家・美術館・鑑賞者」を三角形トライアングルで結び、つながりを深められるよう、スペース名「ザ・トライアングル」を冠した企画展シリーズを開催し、京都から新しい表現を発信している。
坂本森海(さかもと・かい)は、陶芸を中心に活動を行う現代美術家。さまざまな土地で自ら粘土を採取し、自作の窯を用いて作品を制作している。器を焼成するための窯そのものを彫刻として提示しながら、その窯を使って食べ物を焼いて食べる一連のプロセスを、パフォーマンスやワークショップとして発表してきた。坂本の作品では、一貫して陶芸を「使う」ことが目指されている。火と窯と器と食べ物、そしてそれを調理して食べる人間の意思が混ざり合うことで、坂本にとっての「陶芸」の姿が立ち現れてくる。
本展では、窯と映像、写真を用いたインスタレーションのほか、ワークショップやパフォーマンスなど、坂本が考える「陶芸」を共有するイベントを予定している。
坂本森海
Sakamoto Kai
1997年長崎県生まれ。2019年京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)美術工芸学科総合造形コース卒業。シェアスタジオ山中suplex在籍。陶芸の制作過程や使用そのものに着目し、「陶芸」の枠組みを再考する作品を制作。近年の主な展覧会に、「半井桃水館芸術祭 シャンデリア」(対馬、2024)、「ATAMI ART GRANT 2023」(熱海駅地下通路、2023)、「Ceremonial Ceramics ―身體感/やわらかな石―」(山中suplexの別棟「MINE」、大阪、2023)など。
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