MAMリサーチ011:「東京アンダーグラウンド 1960-1970年代―戦後日本文化の転換期」森美術館

『別冊 キネマ旬報8月号:アングラ’68 ショック編』 1968年 ©横尾忠則

名称:MAMリサーチ011:「東京アンダーグラウンド 1960-1970年代―戦後日本文化の転換期」森美術館
会期:2025年2月13日(木)〜2025年6月8日(日)
会場:森美術館
開館時間:10:00 〜 22:00
   火曜日は17:00まで
入場料:[平日] 一般 2000円、大学生・高校生 1400円、65歳以上 1700円、中学生以下 無料
   [土曜日・日曜日・休日] 一般 2200円、大学生・高校生 1500円、65歳以上 1900円、中学生以下 無料
   ※オンラインサイトよりご購入の場合は料金が異なります
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53F
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

「草月シネマテーク:アンダーグラウンド・シネマ 日本・アメリカ」ポスター
1966年
画像提供:慶應義塾大学アート・センター
「草月シネマテーク:アンダーグラウンド・シネマ 日本・アメリカ」ポスター 1966年 画像提供:慶應義塾大学アート・センター

1960年代後半から 1970年にかけて、東京の都市空間を中心に日本の芸術界において「アンダーグラウンド」、通称「アングラ」が一世を風靡しました。「前衛」に代わって最先端の芸術の集合点となったアンダーグラウンドは、米国から実験映画を通じて日本に輸入され、美術、音楽、漫画、デザイン、演劇、舞踏などの分野にも広がり、わずか数年で一般社会に認知される流行となります。しかしながら、当時の反体制運動と交わって定着したが故に、運動の衰退とともに1970年代前半には姿を消します。現象として短命であったものの、アンダーグラウンド文化は戦後日本社会に多大な影響を与え、今日でもひとつの様式として残っているといえます。また、アンダーグラウンド文化は、その性質上、物理的な「作品」よりも一時的な「出来事」に注目し、その担い手を受け入れる「場所」を重視しました。そのため、アンダーグラウンドは時代の雰囲気として捉えられ、その実態はいまだに解明されていません。
「MAMリサーチ011:東京アンダーグラウンド 1960-1970年代―戦後日本文化の転換期」では、東京におけるアンダーグラウンド文化の盛衰をテーマに、それを伝えるのにふさわしいエフェメラ(一時的な使用を目的とした印刷物)を中心とした多くの資料を展示します。さらに、それらの資料を調査することで、「アングラ」の歴史、その思想と担い手たち、そしてその広がりと限界を詳細に振り返ることを試みます。

『別冊 キネマ旬報8月号:アングラ’68 ショック編』 1968年 ©横尾忠則
『別冊 キネマ旬報8月号:アングラ’68 ショック編』 1968年 ©横尾忠則

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