「児童まんがの名匠 太田じろうの世界」北九州市漫画ミュージアム

「児童まんがの名匠 太田じろうの世界」北九州市漫画ミュージアム

名称:「児童まんがの名匠 太田じろうの世界」北九州市漫画ミュージアム
会期:2025年4月19日(土)〜2025年6月1日(日)
会場:北九州市漫画ミュージアム
開館時間:11:00 〜 19:00
休館日:火曜日
   4月29日、5月6日は開館
   4月30日、5月7日は休館
入場料:一般 480円、高校生・中学生 240円、小学生 120円、未就学児 無料
住所:〒802-0001福岡県北九州市小倉北区浅野2-14-5 あるあるCity 5・6階
TEL:093-512-5077
URL:北九州市漫画ミュージアム

『リイドコミック』表紙(1978年8月7日号)
『リイドコミック』表紙(1978年8月7日号)

戦後、幼年誌や学年誌といった児童向けの雑誌では、子どもたちの人気に後押しされる形で、次第にまんがが数多く掲載されるようになりました。教育的かつ良心的な作風が基本となる児童まんがの世界において、太田じろうは動物たちを可愛らしく擬人化した「こりすのぽっこ(のちに「こりすのぽっこちゃん」に改題)」で一世を風靡します。街の人々の仕事をお手伝いしたり、友達と仲良く遊んだり、ぽっこちゃんのはつらつとした毎日を柔らかな色彩で描いた本作は、現代の大人が見ても心癒される名作です。
太田じろうを一言で表すならば「とてつもなく絵のうまい作家」。キュートな魅力を持つキャラクターや、優しくユーモアあふれる物語を支えるのは、圧倒的な画力です。確かなデッサン力に裏付けられた的確で巧みなデフォルメ、説得力のある背景、立体的な構図など、見れば見るほどその表現力に気付かされます。本展では、可愛らしく、そしてただ可愛いだけではない太田じろうの世界を、近年発見された原画からご紹介します。

「ちんらいちゃん」(大日本雄弁会講談社、1956年)
「ちんらいちゃん」(大日本雄弁会講談社、1956年)
「こりすのぽっこちゃん せんちょうさんのまき」(『こばと幼稚園』集英社、1962年8月)
「こりすのぽっこちゃん せんちょうさんのまき」(『こばと幼稚園』集英社、1962年8月)

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