
名称:ケジア・アレクサンドラ 「死を問う詩」九州芸文館
会期:2025年3月15日(土)〜2025年3月30日(日)
会場:九州芸文館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
入場料:無料
住所:〒833-0015福岡県筑後市津島1131
TEL:0942-52-6435
URL:九州芸文館

このたび九州芸文館では、インドネシアの現代美術家ケジア・アレクサンドラを招聘し、約1ヶ月半の滞在制作プログラムと展覧会を開催いたします。ケジアは、夢と現実、宗教と科学、苦痛と快楽のような、相反するものの関係性、そしてそれらが共存していることに強い関心を持ち作品を制作する、近年世界的な注目を集める気鋭のアーティストです。その関心の根底には、まさに矛盾に満ちた我々人間という存在に対する探究心、そして慈しみがあります。
今回の滞在制作では、インドネシアと日本の文化が持つ死に対する考え方の共通点から着想を得て、常に恐怖の対象とされる死の別の側面を照らし出すということをテーマにしました。これまで、ケジアの視点はより普遍的なものであり、自身の出自に関わる事が作品の全面に出ることはありませんでした。そのような意味で、作家のルーツが強く意識されたこの新作は、ケジア芸術の新境地とも言えるものになるでしょう。
展覧会では、上記の新作に加え、2023年のART JOGで若手芸術家賞、2024年のバリ国際映画祭でGary L Hayes賞を受賞したHumá(2023年)、生の喜びと苦しみに焦点を当てたTale of Us(2021年)の3点の映像作品をそれぞれインスタレーションとして構成し展示します。現実世界と精神世界を往還しながら、人間という存在の美しさと醜さに迫るケジア芸術の世界をお楽しみください。
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