
名称:「まど・みちおのうちゅう― うちゅうの あんなに とおい あそこに さわる ―」宇都宮美術館
会期:2025年4月27日(日)~2025年6月29日(日)
会場:宇都宮美術館
時間:9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日、祝休日の翌日(4月30日、5月7日)
※5月5日は開館
観覧料:一般 1,200円(960円)
高大生 1,000円(800円)
小中生 800円(640円)
※( )内は20名以上の団体割引料金
※身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料
※宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料。宮っ子の誓いカードまたは学生証を要提示
※毎月第3日曜日(5月18日、6月15日)は「家庭の日」です。高校生以下の方を含むご家族が来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料
住所:〒320-0004栃木県宇都宮市長岡町1077
TEL:028-643-0100
URL:宇都宮美術館

まどさんーー「ぞうさん」(1952年)「やぎさん ゆうびん」(1951年)などの童謡の作詞者として、 たとえその名は知らないままであるにせよ、誰もが幼い心に親しませた詩人 、まど・みちお(1909-2014)。 いつしか彼は敬愛をこめて、読者から「まどさん」と呼ばれるようになりました。
これらの童謡を世に送り出したのち、人生の半ばを迎えた詩人は、1961年から64年にかけての4年間、人知れず絵の制作に没頭します。 その大半は抽象画でした。「この世のどこにもない世界、この世にひとつきりの、自分の世界を描きたいと思ったのです」。 描かれたのは、 宇宙に直結するかのような深い響きを宿すイメージ の数々でした。 驚くべき集中度で「ことばではいいきれない」 ものに沈潜したこの時期を経て、1968年、まど ・みちお は 、第一詩集『てんぷらぴりぴり』を上梓します。 以後、100歳を越えるその生涯をつうじ、平明で虚飾を排した詩境はますます深まっていきます。
一言一句に身を削る童謡や詩とはちがって、発表の意図なく描き継がれたそれらの絵は自由な創意にみち、けれども余技と呼ぶにはあまりに峻烈に目を射抜くひたむきさに輝いています。 絵に向き合う 人は 、見知らぬ 遥かな懐かしさから小さな存在へと注がれる、 深々とした慈しみに身を包まれることでしょう。
本展では、周南市美術博物館の収蔵品より精選した約60点を中心に 、まど・みちおが描きためたこれらの絵画作品をまとめて展観します。同時に、創作ノートや原稿、編集者時代に手がけたカットなど約240点の資料で、稀有な詩人「まどさん」の生涯をたどります。











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