「動物画譚展 おもしろくて不思議な動物たちの絵物語」市立伊丹ミュージアム

「動物画譚展 おもしろくて不思議な動物たちの絵物語」市立伊丹ミュージアム

名称:「動物画譚展 おもしろくて不思議な動物たちの絵物語」市立伊丹ミュージアム
会期:2025年4月11日(金)〜2025年6月1日(日)
会場:市立伊丹ミュージアム
開館時間:10:00 〜 18:00
休館日:月曜日
   5月5日は開館
   5月7日は休館
入場料:一般 1000円、大学生・高校生 700円、中学生・小学生 400円
住所:〒664-0895 兵庫県 伊丹市宮ノ前2-5-20
TEL:072-772-5959
URL:市立伊丹ミュージアム

《やひやうゑねすみ》江戸時代初期、絵巻 / 紙本着色、慶応義塾図書館蔵
《やひやうゑねすみ》江戸時代初期、絵巻 / 紙本着色、慶応義塾図書館蔵

はるか昔から日本では、「動物」が美術や文学のモチーフとしてさまざまな形で描かれ、語られてきました。なかでも室町時代から語り継がれているお伽草子では、狐や鼠、猿、犬、鳥などの「動物」が登場し、人間に報いをもたらしたり、まるで人間のように振る舞ったり、あるいは人間と結婚したりと、実に多彩な姿で物語世界のなかに息づいています。「動物」が人びとにとって身近な存在であるとともに、自然に近い存在として人知を超えた不思議な力をもつと考えられており、その親愛と畏敬の念が物語という形で表されてきたのです。
本展では、そんな「動物」にまつわる昔話や説話を描いた絵巻や絵画、書冊など約150点を通して、現代にも受け継がれている日本の人びとの動物観を探り、日本文化史の一側面を捉えます。私たちにも馴染み深い「桃太郎」や「猿蟹合戦」などの昔話をはじめ、妖狐や白鼠をめぐる説話や、鳥や獣たちの歌合、そして、この世ならざる霊獣や珍獣の伝説など、多種多様な「動物」の絵物語をご紹介します。また、大阪・関西万博の開催にあわせて、異国から渡来して日本の人びとを大いに驚かせた動物たちの記録もご紹介し、「動物」をめぐる歴史の一端にも触れます。

「動物画譚展 おもしろくて不思議な動物たちの絵物語」市立伊丹ミュージアム
「動物画譚展 おもしろくて不思議な動物たちの絵物語」市立伊丹ミュージアム
伝 久隅守景《花咲爺絵巻》江戸時代中期頃、絵巻 / 紙本着色、文教大学付属図書館蔵
伝 久隅守景《花咲爺絵巻》江戸時代中期頃、絵巻 / 紙本着色、文教大学付属図書館蔵
《大石兵六物語》江戸時代、絵巻 / 紙本着色、国立歴史民俗博物館蔵
《大石兵六物語》江戸時代、絵巻 / 紙本着色、国立歴史民俗博物館蔵
円山応挙《時雨狗子図》明和4年(1767)、掛軸 / 紙本着色、府中市美術館蔵
円山応挙《時雨狗子図》明和4年(1767)、掛軸 / 紙本着色、府中市美術館蔵
森二鳳《稲荷狐図》安政6年(1859)、掛軸 / 紙本着色、関西大学図書館蔵
森二鳳《稲荷狐図》安政6年(1859)、掛軸 / 紙本着色、関西大学図書館蔵
《玉藻前草子絵巻》江戸時代初期、サントリー美術館蔵
《玉藻前草子絵巻》江戸時代初期、サントリー美術館蔵
歌川国芳《犬図》江戸時代初期、掛軸 / 紙本着色、公益財団法人 摘水軒記念文化振興財団蔵
歌川国芳《犬図》江戸時代初期、掛軸 / 紙本着色、公益財団法人 摘水軒記念文化振興財団蔵
《雀の発心(小藤太物語)》江戸時代前期、画巻 / 紙本着色、西尾市岩瀬文庫蔵
《雀の発心(小藤太物語)》江戸時代前期、画巻 / 紙本着色、西尾市岩瀬文庫蔵
《鶴の草子》江戸時代中期、奈良絵本 / 紙本着色、大阪大谷大学図書館蔵
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