
名称:矢作 理彩子「Reflection of Life – Beyond The Light of Glass」Gallery G-77
会期:2025年3月18日(火) 〜 2025年4月6日(日)
会場:Gallery G-77
時間:11:00~18:00
休館日:月曜日
料金:無料
住所:〒604-0086 京都府京都市中京区中之町(小川通)73-3-7
TEL:090-9419-2326
URL:Gallery G-77
光が物質や知覚に与える影響を探っているガラスアーティスト、矢作理彩子の個展です。本展は、光・物質性・変容をテーマに、これまでの矢作の創作活動を作品を通じて回顧するものです。
矢作は作品を通じ透明性と不透明性のバランスの探求、光による形と知覚の構築を試みています。鑑賞者の視点によって表情を変える抽象的な作品は、影と輝きが同的に作用し、新たな視覚体験を生み出します。
電気炉の中で鋳造成形を行うキルンキャスティング技法を主体とする彼女の作品は、ガラスのみのものもあれば、銀や銅、絹などの異素材を埋め込んだものもあります。素材によって光と奥行きが変化させることで、透明性と不透明性という作品のコンセプトをより際立たせています。
タイトル「Reflection of Life – Beyond the Light of Glass」は矢作の創作における経験や感情の移ろいの探求を表しています。
彼女は個人的な思索や一瞬の出来事、自然現象から着想を得て、記憶の変化や無常を抽象的に表現しています。それぞれの作品は鮮明な瞬間や変化の過程、そして目に見えない力をとらえています。
暗闇と光が交差する一瞬を捉え、時間と存在について静かに問いかける矢作のガラス彫刻。
本展では、さまざまなシリーズ作品を通じて、知覚と変容というテーマに対する矢作の考えを表現します。光と物質が織りなす瞑想的な世界を、ぜひ会場でご体感ください。
矢作理彩子
千葉県船橋市出身。奈良大学にてササン朝ペルシャのガラス制作技法を学ぶ。卒業後は東京ガラス工芸研究所にて総合的なガラス制作技術を習得し、その後電気炉(キルン)を用いるキルンキャスティング技法を主体としたキルンワークで創作を行う。現在、大阪を拠点に活動。Glass Studio ARGO主宰。

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