
名称:第133回展観「黒川古文化研究所名品展−経典・刀剣・貨幣」黒川古文化研究所
会期:2025年4月12日(土)〜5月25日(日)
会場:黒川古文化研究所
開館時間:午前10時~午後4時(入館は午後3時30分まで)
入館料:一般500円 高大生300円 中学生以下無料
※20名以上の団体は2割引
休館日:毎週月曜日 ただし5月5日(月)は開館 5月7日(水)は休館
後援:西宮市教育委員会
住所:〒662-0081兵庫県西宮市苦楽園三番町14-50
TEL:0798-71-1205
URL:黒川古文化研究所

黒川古文化研究所では、春季には名品展を開催し、代表的な収蔵品を順に公開しています。今回は経典・刀剣・貨幣を中心に展示いたします。経典は中国の写経文化が平安時代までに日本に根づき、華麗な料紙装飾と組み合わされ、宝塔形の料紙に個性的な速写体で書かれた「戸隠切」のような作品に結実していく過程を跡づけます。刀剣は堀川国広や長曽祢虎徹、井上真改など江戸時代の新刀を展示し、『新刀弁疑』(1777年)や『懐宝剣尺』(1797年)にみえる当時の評価やその基準を紹介します。貨幣は古代中国の銭貨や鋳型、明治の藩札とそれに関わる文書を展示します。前者は銭の形状が方孔円銭に統一された経緯や製作技術の変遷に焦点を当てて日本の富本銭に与えた影響を探り、後者は藩札用紙を漉いていた西宮名塩の紙漉師にかかわる文書を展示します。当研究所が所蔵する、紙漉師馬場儀三郎とさまざまな藩がやりとりした文書(西宮市指定文化財)を展示し、藩札の見本などから、名塩の製紙技術の高さを示します。
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