「華宵世界の【シンボル/Symbol】展 ー動物・植物・色・模様etc. 描かれたモノの意味を探るー」高畠華宵大正ロマン館

「華宵世界の【シンボル/Symbol】展 ー動物・植物・色・模様etc. 描かれたモノの意味を探るー」高畠華宵大正ロマン館

名称:「華宵世界の【シンボル/Symbol】展 ー動物・植物・色・模様etc. 描かれたモノの意味を探るー」高畠華宵大正ロマン館
会期:2025年3月20日(木)〜6月22日(日) 
会場:高畠華宵大正ロマン館
観覧料金:一般500円ほか
休館日:月曜日~金曜日(祝日は開館)
住所:〒791-0222愛媛県東温市下林丙654-1
TEL:089-964-7077
URL:高畠華宵大正ロマン館

人類は古来より形あるものに、何かの意味を付加して、森羅万象を思索・理解してきた。ある物や事を別の物や事によって言い表すことを象徴(シンボル)と言う。たとえば花嫁が着る白無垢は純潔を表し、骸骨は死を意味する。この場合、白無垢や骸骨が象徴(シンボル)であり、純潔や死という意味内容をもっているとされる。
たとえば西洋絵画では様々な象徴や約束事が描かれており、それを知ることで、より深く絵画に描かれた内容を理解することができる。特にキリスト教絵画や神話画においてはシンボルが多く使われ、人々に教義をわかりやすく伝える一助となってきた。聖母マリアが処女懐妊を受け入れる「受胎告知」の場面では、マリアの処女性のシンボルとして白い百合が描かれている。マリアが着る赤いドレスはイエスの受難を意味し、青いガウン(マント)は天空の色として崇高さを表している。本展では【シンボル/Symbol】をテーマに、華宵作品を紹介。華宵が描いたのは前述の西洋絵画のような宗教画や神話画ではないが、たとえば花には(花言葉に代表されるように)様々な意味が付加されており、そこから画家が作品に込めた意味や感覚を想像することができる。
植物、動物、季節、天候、色、形、模様など、華宵が描いた様々な事物の意味を探ることで、華宵作品の新しい見方に出会えるかもしれない。華宵作品のシンボル世界を楽しんでほしい。

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