「公開制作92 栗原一成」府中市美術館

「公開制作92 栗原一成」府中市美術館

名称:「公開制作92 栗原一成」府中市美術館
会期:2025年4月26日(土)〜2025年9月7日(日)
会場:府中市美術館
開館時間:10:00 〜 17:00
休館日:月曜日
   5月5日、8月11日は開館
   5月12日から24日、7月14日から25日、8月12日は休館
入場料:無料
住所:〒183-0001東京都府中市浅間町1-3 都立府中の森公園内
TEL:042-336-3371(ハローダイヤル)
URL:府中市美術館

「公開制作92 栗原一成」府中市美術館
「公開制作92 栗原一成」府中市美術館

栗原一成(くりはら いっせい、1967年生まれ)は、30年ほどの長きにわたって、絵を描いてきました。その画面には、風景のような形や、文字の連なりにも見える線が、鮮やかな色彩を伴って、ぎっしりと描き込まれています。いつどこで始まり終わるのか、捉えどころがなく、また時間と空間が混沌と混ざり合っているかに感じられます。
近年栗原は、哲学対話に積極的に参加しています。彼は参加者たちの対話を聴きながら手を動して描き、同時に対話に加わります。制作と思索、手と目が絡まり一旦絡まり、そこから一本の糸の端が引き出されるようにして、哲学的思考が生まれます。
今回の公開制作で栗原は、板とキャンバス(布)の両方を用意して、その上に描いていきます。板とキャンバスの画面は違うが、同じでもある、と栗原は語ります。異なる物質が、描きの途中で、物としての意味を無化されていく。そこでは意味にしばられない自由が得られ、彼が絵筆を動かす原動力を生み出しているのかもしれません。
寡黙な画家の、饒舌な手の動きにどうぞご注目ください。

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