「海外で作られた見立てと注文の茶道具」湯木美術館

「海外で作られた見立てと注文の茶道具」湯木美術館

名称:「海外で作られた見立てと注文の茶道具」湯木美術館
会期:2025年4月1日(火)〜2025年6月22日(日)
会場:湯木美術館
開館時間:10:00 〜 16:30
休館日:月曜日
   5月5日は開館
   5月7日、5月13日は休館
入場料:一般 700円、大学生 400円、高校生 300円
住所:〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町3-3-9
TEL: 06-6203-0188
URL:湯木美術館

茶道具には海外で作られたものも多く見られます。生産地にちなみ、中国のものは「唐物」、朝鮮半島のものは「高麗物」、東南アジアのものは「南蛮物」と呼ばれ、室町から江戸時代にかけて多数輸入されました。これら海外産の茶道具は、大きく「見立て」と「注文」に分けられます。
見立ては、元は別の用途のために作られた道具を、日本の茶人が新たに茶道具として見出したものです。朝鮮半島で作られた「井戸」と呼ばれる高麗茶碗などが特に知られます。それまでにないような意外性に富んだ道具も見られ、他の茶道具との取り合わせの面白さが好まれたと思われます。
また、茶道具を海外へ注文も江戸時代に活発に行われました。中国で焼かれた白地に青い顔料で文様を描いた染付・祥瑞の器や、日本好みの文様をインドでプリントした更紗の包物(風炉敷)などがあります。茶人たちは、異国の新たな意匠や技術を積極的に取り入れ、茶道具のバリエーションを豊かにしました。
今回の展覧会では、海外で作られた茶道具に着目して、中国の「重要文化財 祥瑞蜜柑水指」、朝鮮半島の「井戸脇茶碗 銘『長崎』」、「茶杓 北野三十本の内 歌銘『牛の子に』 表千家7代如心斎宗左作」に添うインドの紋尽手更紗(前期展示)など約40点の作品を陳列します。
前期:4月1日(火)〜 5月11日(日)
後期:5月14日(水)〜 6月22日(日)

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