「パウル・クレー展 創造をめぐる星座」静岡市美術館

パウル・クレー《北方のフローラのハーモニー》1927年 パウル・クレー・センター(リヴィア・クレー寄贈品)

名称:「パウル・クレー展 創造をめぐる星座」静岡市美術館
会期:2025年6月7日(土)〜2025年8月3日(日)
会場:静岡市美術館
開館時間:10:00 〜 19:00
休館日:月曜日
   7月21日は開館
   7月22日は休館
入場料:一般 1600円、大学生・高校生・70歳以上 1100円、中学生以下 無料
住所:〒420-0852静岡県静岡市葵区紺屋町17-1葵タワー3F
TEL:054-273-1515
URL:静岡市美術館

「パウル・クレー展 創造をめぐる星座」静岡市美術館
「パウル・クレー展 創造をめぐる星座」静岡市美術館

この世では、私を理解することなど決してできない。
なぜなら私は、死者たちだけでなく、未だ生まれざる者たちとも一緒に住んでいるのだから。
スイス生まれの画家パウル・クレー(1879-1940)のこの言葉は、彼の作品を売り出した画廊の販売戦略に用いられ、孤独に瞑想する芸術家としてのイメージを広めました。確かに、詩情豊かなクレーの作品は謎めいているかもしれません。しかし同じ時代を生きたほかの多くの前衛芸術家たち同様、クレーもまた、仲間たちと刺激を与えあったり、夢を共有したりしながら、困難な時代を生き抜いたひとりの人間でした。
本展は、スイス・ベルンのパウル・クレー・センターの学術協力のもと、同センター、バーゼル美術館、日本各地の美術館から集めたクレー作品約60 点を核に、カンディンスキー、ピカソ、ミロなど同時代の芸術家たちの作品を加えた約110点で、クレーの生涯にわたる創造の軌跡をたどります。彼を取り巻く社会的な状況も視野に入れることで、多くの人や情報が構成する星座=コンステレーションのなかでクレーを捉え直す機会となることでしょう。

「パウル・クレー展 創造をめぐる星座」静岡市美術館
「パウル・クレー展 創造をめぐる星座」静岡市美術館
パウル・クレー 《赤、黄、青、白、黒の長方形によるハーモニー》 1923年 パウル・クレー・センター、ベルン
パウル・クレー 《赤、黄、青、白、黒の長方形によるハーモニー》 1923年 パウル・クレー・センター、ベルン
パウル・クレー《チュニスの赤い家と黄色い家》1914年 パウル・クレー・センター
パウル・クレー《チュニスの赤い家と黄色い家》1914年 パウル・クレー・センター
パウル・クレー《橋の傍らの三軒の家》1922年 宮城県美術館
パウル・クレー《橋の傍らの三軒の家》1922年 宮城県美術館
パウル・クレー《山への衝動》1939年 東京国立近代美術館
パウル・クレー《山への衝動》1939年 東京国立近代美術館
パウル・クレー《無題(最後の静物画)》1940年 パウル・クレー・センター(リヴィア・クレー寄贈品)
パウル・クレー《無題(最後の静物画)》1940年 パウル・クレー・センター(リヴィア・クレー寄贈品)
パウル・クレー《北方のフローラのハーモニー》1927年 パウル・クレー・センター(リヴィア・クレー寄贈品)
パウル・クレー《北方のフローラのハーモニー》1927年 パウル・クレー・センター(リヴィア・クレー寄贈品)

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