
名称:「桃山時代の狩野派 永徳の後継者たち」京都国立博物館
会期:2025年4月7日(月)〜5月17日(土)
会場:京都国立博物館 明治古都館(本館)
開館時間:9:30~17:00
(入館は閉館30分前まで)
※特別展期間中は延長あり
料金:一般 1500円(1300円)
大学生 1200円(1000円)
高校生 900円(700円)
中学生以下無料
休館日:月曜日 *ただし、5月4日(月・祝)は開館
住所:〒605-0931京都府京都市東山区茶屋町527
TEL:075-541-1151
URL:京都国立博物館

2015年は大坂の陣からちょうど400年にあたります。豊臣から徳川へと天下の趨勢が一変したこの出来事の前後、武士はもとより、絵師もまた熾烈極まる生き残りをかけた戦略を繰り広げました。
とくに権力者と密接に関わってきた狩野派にとって、この時期は棟梁・永徳の死やライバル・長谷川等伯の台頭、来るべき新時代の覇者の見極めなど、一門にとって最も苦しく、また難しい判断を下さねばならない激動の時代でした。
本展覧会は、狩野派史上最大のピンチにおちいった慶長年間前後に着目し、永徳没後、「豪壮」から「華麗」へ、さらに新たな為政者・徳川家に対応すべく、「瀟洒淡麗」へと画風を変えていく一大転換の過程を、永徳の後継者たちの作品を一堂にして辿るものです。
また、この「桃山後期」に焦点をあてた狩野派の展覧会としては、過去最大規模となる、国宝1件、重要文化財23件、重要美術品1件、初公開作品4件を含む70件を出品し、百花繚乱のごとくその才能を花開かせた狩野派絵師たちの競演と戦いの歴史をご紹介します。

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