原爆投下80年「日常とその破壊」展 平山郁夫美術館
- 2025/6/25
- 広島県
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名称:原爆投下80年「日常とその破壊」展 平山郁夫美術館
会期:2025年7月3日(木)〜2025年9月17日(水)
会場:平山郁夫美術館
開館時間:9:00 〜 17:00
入場料:一般 1000円、大学生・高校生 500円、中学生・小学生 300円
主催:公益財団法人平山郁夫美術館
後援:広島県、広島県教育委員会、公益財団法人ひろしま文化振興財団、尾道市、尾道市教育委員会、中国新聞備後本社、尾道エフエム放送、エフエムふくやま
協力:一般財団法人日本カメラ財団、Office Nirvana 土田ヒロミ
住所:〒722-2413 広島県尾道市瀬戸田町沢200-2
TEL:(0845)27-3800
URL:平山郁夫美術館

本展では、広島原爆投下80年の節目となるこの機会に、日本画家平山郁夫と写真家土田ヒロミの作品から平和について考えます。
土田ヒロミの「ヒロシマ・コレクション」は、広島平和記念資料館におさめられている遺品を撮影した1980年代初めから現在まで継続するシリーズで、本展ではそのうちの43点を展覧します。同コレクションは写真家としての自己表現や劇的な形象表現を抑え、遺品そのものの「記号性」を際立たせること、現在においても身近な衣服や日用品として誰もが認知できることを大切にして制作されています。加えて、それぞれに添えられた簡潔な文章と相まって、原爆によって破壊された日常の存在を静かに深く訴えかけてきます。
一方、若き平山郁夫が描いた日常は身近な人々や故郷の何気ない時間です。大下図も交えながら、美しく構成された日常を紹介します。ただ、平山郁夫は旧来の手法で日常を描くスタイルの破壊、ある種の「日常の破壊」によって自らのスタイルを確立したいと試行錯誤し、仏伝シリーズや《広島生変図》などを生み出すに至ります。そこで本展ではこの試行錯誤も「日常とその破壊」の一要素として紹介します。また、後年の平山郁夫は必ずしも世情穏やかとは言えぬ土地を含め、市中の人々の日常を描き留めることをライフワークの一つとしていました。それを基にした素描や本画を展示し、日常の尊さや、表現者が日常に存在することの意味を考えます。








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