夏季企画展「大園―古代王権の地域デザイン―」大阪府立弥生博物館

  • 2025/6/28
  • 夏季企画展「大園―古代王権の地域デザイン―」大阪府立弥生博物館 はコメントを受け付けていません
夏季企画展「大園―古代王権の地域デザイン―」大阪府立弥生博物館

名称:夏季企画展「大園―古代王権の地域デザイン―」大阪府立弥生博物館
会期:2025年7月19日(土)~9月21日(日)
会場:大阪府立弥生博物館
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし7月21日、8月11日、9月15日は開館)、7月22日(火)、8月12日(火)、9月16日(火)入館料:一般430円、65歳以上・高大生330円
   (中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名様は無料/20名様以上の団体は団体割引料金)
住所:〒594-0083 大阪府和泉市池上町4丁目8−27
TEL:0725-46-2162  
URL:大阪府立弥生博物館

夏季企画展「大園―古代王権の地域デザイン―」大阪府立弥生博物館
夏季企画展「大園―古代王権の地域デザイン―」大阪府立弥生博物館

弥生時代を代表する集落として著名な国指定史跡池上曽根遺跡にほど近い和泉北部の台地上、考古学史に輝くもう一つの重要遺跡がある。大阪府泉大津市・和泉市・高石市にまたがり、大園(おおぞの)遺跡と名付けられたこの遺跡では、1970年代に大阪府教育委員会により大規模な発掘調査が行われ、旧石器時代から古代、中世に及ぶ大複合遺跡であることが判明した。多岐にわたる調査成果の中でも、古墳時代の「首長居館」や100棟以上が検出された掘立柱建物は、実態不明であった古墳時代集落の具体像を示すものとして大いに注目された。
その後、今日に至るまで、泉大津市、和泉市、高石市の各教育委員会によって大小多数の発掘調査が行われ、この集落の盛衰が劇的な展開をたどったことが明らかとなりつつある。とりわけ5世紀と7世紀には、ヤマト王権の介入により大きな様相の変化が生じており、王権による地域社会の計画的な編成、すなわち地域の「デザイン」がなされたことを示すものと評価できる。
本展では、「首長居館」の発掘から50年を経た現在までに積み重ねられた大園遺跡の発掘調査成果を総合し、その他の遺跡の資料とあわせて通時的に検討することにより、弥生文化博物館が所在する和泉北部の特質について考える。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 山田和 個展「得体の知れないエネルギー、カオスの時代―桃山サンバ」桃青京都ギャラリー
  2. 「昭和のホーロー看板展」アドミュージアム東京
  3. 「第27回市民作品展」天童市美術館
ページ上部へ戻る