「髙森誠司・田中 忍・辻󠄀 聡彦三人展―磁(いし)に光を宿す―」セイコーハウス銀座ホール
- 2025/6/29
- 東京
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名称:「髙森誠司・田中 忍・辻󠄀 聡彦三人展―磁(いし)に光を宿す―」セイコーハウス銀座ホール
会期:2025年7月31日(木) 〜 2025年8月11日(月)
開館時間:10:30~19:00(最終日は17:00まで)
会場:セイコーハウス銀座 6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:〒104-8105 中央区銀座4丁目5-11
TEL:(03)3562-2111(代表)
URL:セイコーハウス銀座ホール

47.5×47.5×高さ15cm
撮影:野村知也氏
400年を超える歴史を重ねる、日本の磁器発祥の地といわれる佐賀県の有田町。今展では、有田およびその近隣で作陶活動を続けている陶芸家3人をご紹介いたします。
髙森誠司氏は、陶器、白磁から古典的な色絵磁器まで幅広く学んだ経験を活かした多様な表現を得意とします。
田中 忍氏は、中国元時代を起源とされる「釉裏紅(ゆうりこう)」で描く、淡くも深い色合いが印象的な草花やいきものを表していきます。
辻󠄀 聡彦氏は、旅先で出合った心に残った風景を線刻技法とグラデーションにより詩情豊かに壁面や立体作品に表現します。
3人を代表して、辻󠄀 聡彦氏にお話を伺いました。
「私たちは、有田の先人たちが築き上げてきた技術や様式を継承し、唯一無二の自身の世界観を現代に活かすことに情熱を燃やし続けています。作品の根底には自分の経験や感情が色濃く反映されます。それぞれが独自の表現を追求し、磁器の可能性を広げようと日々模索しているのです。これまでの3人の積み重ねを、今後の新たな作陶人生に発展させるために挑戦する本展の共通テーマに「光」を選びました。有田磁器の中に生まれた「光」の世界を、銀座のセイコーハウスホールで体感していただけると嬉しいです」。
自然が生み出す様々な美しい光、あるいは自身の心模様を映し出す心象の光・・・・。作り手の想いが深く磁に刻み込まれた、三者三様の多彩な「光」の世界をご高覧ください。

径15×高さ26cm
撮影:野村知也氏
髙森 誠司(たかもり・せいじ)略歴
1962年福岡県生まれ
1981年佐賀県立有田工業高校窯業科卒
有田、唐津、京都の窯元にて修業
1996年日本伝統工芸展初入選
1999年西日本陶芸美術展 西日本陶芸大賞受賞
2003年独立して工房を構える
2009年第3回菊池ビエンナーレ入選
2015年イタリア・ミラノ博にて有田焼制作実演
2016年「有田の現在・多様な美」出品(和光ホール)
2020年九州産業大学芸術学部教授就任
現在日本工芸会正会員、日本工芸会西部支部幹事、佐賀県陶芸協会理事
有田田陶芸協会幹事


田中 忍(たなか・しのぶ)略歴
1962年佐賀県藤津郡嬉野町生まれ
1985年中央大学経済学部卒業
1987年帰郷し父・田中一晃に師事
1996年日展 初入選
2007年日本新工芸展 帖佐美行記念賞
2008年日本新工芸展 上野の森美術館賞
2009年九州新工芸展 大賞
2010年九州山口陶磁展 文部科学大臣賞
2011年「有田からの新しい風」出品(和光ホール)
2016年「有田の現在・多様な美」出品(和光ホール)
2019年日本新工芸展 文部科学大臣賞
現在
日展会友、日本新工芸家連盟審議員
佐賀県陶芸協会事務局長、佐賀美術協会理事


辻󠄀 聡彦(つじ・としひこ) 略歴
1965年佐賀県有田町生まれ
1982年日展洋画家・杉本好守、弘子夫妻に師事
1986年九州造形短期大学インテリアデザイン科卒業
1987年アメリカ、ニュージャージー州立フェアレス・ディキンソン大学工業デザイン学科修学
1989年重要無形文化財保持者・井上萬二氏に師事
父・辻󠄀 毅彦のもと、聡窯にて作陶活動に入る
1995年日展初入選(以降29回入選)
1997年~各地で自然をテーマにした陶板壁画を依頼され制作
2002年有田国際陶磁展 最高賞(文部科学大臣奨励賞)
2005年佐賀県立有田窯業大学校 非常勤講師就任(2020年閉校時まで16年在籍)
2011年「有田からの新しい風」出品(和光ホール)
2013年日本現代工芸美術展 現代工芸本会員賞(2017年同展審査員)
2016年「有田の現在・多様な美」出品(和光ホール)
現在日展会友、現代工芸美術家協会本会員、佐賀県陶芸協会理事、有田陶芸協会事務局長








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