東山魁夷館開館35周年記念展「東山魁夷 永遠の海― 私は、いま、波の音を聴いている」長野県立美術館

  • 2025/7/4
  • 東山魁夷館開館35周年記念展「東山魁夷 永遠の海― 私は、いま、波の音を聴いている」長野県立美術館 はコメントを受け付けていません
東山魁夷館開館35周年記念展「東山魁夷 永遠の海― 私は、いま、波の音を聴いている」長野県立美術館

名称:東山魁夷館開館35周年記念展「東山魁夷 永遠の海― 私は、いま、波の音を聴いている」長野県立美術館
会期:2025年10月4日(土)~2025年11月16日(日)
会場:長野県立美術館
展示室:展示室1・2・3
時間:9:00~17:00
   ※夜間特別開館10月11日(土) は20:00まで開館
   (最終入場は閉館30分前まで)
休館日:水曜日 
観覧料:当日券
    一般 1,700円(1,600円)
    大学生 1,300円(1,200円)
    高校生以下又は18歳未満 無料
    ※コレクション展[本館・東山魁夷館] との共通料金:
    一般 2,200円、75歳以上 2,000円、大学生 1,600円(設定除外日あり)
    ※( ) 内は20名以上の団体料金
    ※割引の併用不可
    ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
    ※前売券販売あり(一般のみ 1,500円/販売期間 7/18~10/3)
住所:〒380-0801長野県長野市箱清水1-4-4(善光寺東隣)
TEL:026-232-0052
URL:長野県立美術館

《朝明けの潮 色分け大下図》1967年 長野県立美術館蔵
《朝明けの潮 色分け大下図》1967年 長野県立美術館蔵

東山魁夷館の開館35周年を記念して
皇居宮殿壁画《朝明けの潮》の原寸大下図を額装後初公開
東山魁夷館は、画家本人からの作品寄贈により1990年に開館し、今年開館35周年を迎えます。寄贈作品の中には多数の下図やスケッチが含まれ、作品の制作過程なども合せて紹介してきました。こうした下図の中には、東山魁夷が手掛けた屏風や襖絵、壁画など、大型作品の原寸大の下図もいくつか含まれています。
特に皇居宮殿壁画《朝明けの潮》の原寸下図は、1面が縦約4m、横2.5mにもなり、さらにそれが6面から構成されるという大掛かりなもので、既存の展示室では公開が難しく、寄贈されてから今日までほとんど公開できずにいましたが、長野県立美術館では、開館35周年を記念してこの大下図を額装し、展示公開できるよう2年をかけて整備しました。
この大下図が6面揃って公開されるのは、1968年11月の皇居宮殿落成後に、《朝明けの潮》のスケッチや下図などを展示した松屋銀座での東山魁夷展に展示されて以来、57年ぶりです。また、皇居宮殿にある本画は通常一般公開されていないため、皇居外で完成作と同じ大きさを体感できるのは同館のこの大下図のみです。
本展では、この《朝明けの潮 色分け大下図》(1967年)を中心に、皇居宮殿壁画《朝明けの潮》の制作過程にスポットをあて、下図や資料と合わせて紹介します。また、《朝明けの潮》は、画家が日本の美に回帰するきっかけとなったことから、東山魁夷が描いた日本の風景を、代表作《残照》(1947 年)、《道》(1950年)などとともに紹介します。

《波響く磯》 1983年 参議院蔵
《波響く磯》 1983年 参議院蔵
《晴れゆく嶺》 1982年 衆議院蔵
《晴れゆく嶺》 1982年 衆議院蔵
《谿紅葉》 1968年 兵庫県立美術館
《谿紅葉》 1968年 兵庫県立美術館
《門》 1952年 千葉県立美術館蔵
《門》 1952年 千葉県立美術館蔵
《霧》 1951年 個人蔵
《霧》 1951年 個人蔵
《道》 1950年 東京国立近代美術館蔵
《道》 1950年 東京国立近代美術館蔵
《自然と形象 早春の麦畑》 1941年 個人蔵
《自然と形象 早春の麦畑》 1941年 個人蔵
《自然と形象 秋の山》 1941年 個人蔵
《自然と形象 秋の山》 1941年 個人蔵
《自然と形象 雪の谷間》 1941年 個人蔵
《自然と形象 雪の谷間》 1941年 個人蔵

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 山田和 個展「得体の知れないエネルギー、カオスの時代―桃山サンバ」桃青京都ギャラリー
  2. 「昭和のホーロー看板展」アドミュージアム東京
  3. 「第27回市民作品展」天童市美術館
ページ上部へ戻る