「没後50年 髙島野十郎展」千葉県立美術館

「没後50年 髙島野十郎展」千葉県立美術館

名称:「没後50年 髙島野十郎展千葉県立美術館
会期:2025年7月18日(金)~2025年9月28日(日)
会場:千葉県立美術館
展示室:第1・2・3・8展示室
時間:9:00~16:30
   金・土曜日及び7月20日(日)、8月10日(日)、9月14日(日)は19:30まで
   (最終入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日 
   月曜日が祝日の場合は翌日
観覧料:一般 1,000円(団体一般800円)
   高大生 500円(団体高大生400円) 
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
住所:〒260-0024 千葉県千葉市中央区中央港1-10-1
TEL:043-242-8311
URL:千葉県立美術館

髙島野十郎「絡子をかけたる自画像」大正9年(1920)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「絡子をかけたる自画像」大正9年(1920)、福岡県立美術館蔵

髙島野十郎(たかしまやじゅうろう 1890-1975)は、福岡県久留米市出身で主に東京で活動し、晩年千葉県柏市に移り住んだ洋画家で、「蝋燭(ろうそく) 」や「月」などの主題を、細部までこだわった筆致で描きました。没後50年の節目を機に開催する本展は、これまでに開催されてきた髙島野十郎展を超える最大規模の回顧展です。
代表作はもちろんのこと、彼の芸術が形成されたルーツを遡り、生涯にわたって自身のよりどころとしてきた仏教的思想を読み解きつつ、青年期や滞欧期の作品など、従来の展覧会では大きく取り上げられることがなかった部分にもスポットを当てます。
さらに、野十郎や関係者による書簡や日記、メモ等の資料をもとに、彼がひとりの人間としてどのように生き、 周囲とどのような関係を築いて絵かきとしての歩みを進めたかという部分にも注目し、野十郎の人間像にも改めて迫ります。野十郎は、71歳の時に当時まだ田畑が広がる静かな田園地帯であった柏市増尾に移り住み、晴耕雨読ならぬ晴耕雨描の生活を送りました。彼は訪ねてきた姪に「ここは俺のパラダイスだ」と語ったといいます。千葉の海もまた、絵の題材として彼の心を掴みました。野十郎終焉の地であり、月や海など彼を魅了した豊かな自然のある千葉 で、野十郎の絵画世界に思う存分浸っていただけるまたとない機会です。

髙島野十郎「ノートルダムとモンターニュ通Ⅱ」昭和5~8年(1930~33)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「ノートルダムとモンターニュ通Ⅱ」昭和5~8年(1930~33)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「割れた皿」昭和33年頃(c.1958)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「割れた皿」昭和33年頃(c.1958)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「ティーポットのある静物」昭和23年以降(after1948)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「ティーポットのある静物」昭和23年以降(after1948)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「すいれんの池」昭和23年以降(c.1965)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「すいれんの池」昭和23年以降(c.1965)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「月」昭和37年(1962)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「月」昭和37年(1962)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「秋陽」昭和40年頃(c.1965)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「秋陽」昭和40年頃(c.1965)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「蝋燭」大正期、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「蝋燭」大正期、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「睡蓮」昭和50年(1975)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「睡蓮」昭和50年(1975)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「さくらんぼ」昭和31年頃(c.1956)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「さくらんぼ」昭和31年頃(c.1956)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「こぶしとリンゴ」昭和41年頃(c.1966)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「こぶしとリンゴ」昭和41年頃(c.1966)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「からすうり」昭和10年(1935)、福岡県立美術館蔵
髙島野十郎「からすうり」昭和10年(1935)、福岡県立美術館蔵

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